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[2017.06]『沖縄島唄2017』を通して伝えたい 沖縄民謡の若い唄い手たちの唄 — 宮沢和史&野田隆司 インタビュー —

文●落合真理

 にわか雨がやんだ5月1日の夕刻、青山の月見ル君想フに足を運んだ。その日はアルバム『沖縄島唄2017』(※若手の民謡歌手9人が沖縄本島や離島の名曲を歌う民謡集)の東京公演の初日で、会場に入ると、ちょうど出演者の仲宗根創、新垣成世、大城クラウディアがリハーサルをしている最中であった。

 間もなくしてリハーサルも終わり、会場の2階で待っていると、何枚ものCDを抱えた野田隆司と、お手製の三線を手に持った宮沢和史が姿を現した。

 ライヴの時間が差し迫る中、『沖縄島唄2017』のプロデューサー野田と、監修を担当した宮沢に、アルバム制作のきっかけや、これからの沖縄の音楽シーンに期待することなどについて語ってもらった。

宮野田X

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