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[2018.09]ピレネー山脈出身、フランス全土で人気が爆発。爽やかなミクスチャー・ポップを繰り出すブールヴァール・デ・ゼール

文●桑原シロー text by SHIRO KUWAHARA

 6月に来日を果たし、一陣の爽やかな風を吹かせたブールヴァール・デ・ゼール。フランスのスペイン寄りのオート・ピレネー県の出身の彼らは、いま本国でナンバーワンの呼び声高いライヴ・バンド。最新作にして本邦初登場作品となる『Bruxelles(邦題:旅立ちの朝)』は20万枚のセールスをあげるなど、ここにきて実力に人気が追い付いてきた感がある。ライヴを観た人の意見にも多かったが、風通しの良いミクスチャー・ポップ・サウンドを繰り出すのが彼らのいちばんの魅力。さまざまな国のリスナーたちにグッド・ヴァイヴレーションを届けることこそ使命、という高い理想を掲げて活動している彼らはライヴ・ステージを重ねながら日々進歩しているようだ。フロントマンであるヴォーカルのシルヴァン・デュトゥ、ヴォーカル&ギターのフローラン・ダスクに話を訊いた。

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