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Web版 2023年7月

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2023年7月に新規にアップした記事のみが収められているマガジンです。こちらでアーカイブ記事は読めませんので、アーカイブ記事も購読するには定期購読マガジンの「ラティーナ」(月額9…
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#ブラジル音楽

[2023.7]【中原仁の「勝手にライナーノーツ」㊱】 Maria Luiza Jobim『Azul』

文:中原 仁  アントニオ・カルロス・ジョビンの末娘、マリア・ルイーザ・ジョビンが6月23日、セカンド・リーダー・アルバム『Azul(アズール)』をデジタル・リリースした。    マリア・ルイーザ・ジョビンは1987年3月20日、父が60歳を迎えた年に生まれた。前年の真夏、父の初来日公演の際、バンダ・ノヴァのメンバーだった母アナ・ロントラのお腹の中にいたことになる。新作にも日本の曲がある。まずは彼女の歩みを簡単に振り返っていこう。    1994年12月、父が世を去る年に発

[2023.7] 【映画評】 夏に観るべき傑作4本 ⎯ 『サントメール ある被告』『CLOSE/クロース』『小説家の映画』『トルテュ島の遭難者たち』 ⎯ 台詞で見せる。映像で語る。

夏に観るべき傑作4本 『サントメール ある被告』『CLOSE/クロース』 『小説家の映画』『トルテュ島の遭難者たち』 台詞で見せる。映像で語る。 文●圷 滋夫(映画・音楽ライター)  今年の夏は、「ミッション・インポッシブル」「インディ・ジョーンズ」シリーズの最新作や、まさかの宮崎駿新作等、大作が話題を集めそうだが、同時に小規模な公開ながら質の高い心に残る作品も多く控えている。そんな中から4本を選んで紹介しよう。  まずは先週から公開が始まった、韓国が世界に誇る