マガジンのカバー画像

世界の音楽情報誌「ラティーナ」

「みんな違って、みんないい!」広い世界の多様な音楽を紹介してきた世界の音楽情報誌「ラティーナ」がweb版に生まれ変わります。 あなたの生活を世界中の多様な音楽で彩るために、これか… もっと読む
このマガジンを購読すると、世界の音楽情報誌「ラティーナ」が新たに発信する特集記事や連載記事に全てア… もっと詳しく
¥900 / 月
運営しているクリエイター

2021年9月の記事一覧

[2021.09]【太平洋諸島のグルーヴィーなサウンドスケープ⑭】 カナク、カルドッシュ、日系人 ―複雑な感情渦巻く「メラネシアのフランス」の先住民の踊りと音楽―

文●小西 潤子(沖縄県立芸術大学教授)  皆さんにとって、「天国にいちばん近い島」は、どこでしょうか? 思えば、私がハワイ以外の太平洋の島を最初に認識したのは、森村桂さん(1940-2003)の同著でした!中学生の時、友人に勧められて読んだのです。1964年、森村さんが一人旅に出た先は、ニューカレドニア。1853年フランスの植民地となり、現在もフランスの特別共同体です。ニューカレドニアという地名が「天国にいちばん近い島」と共に日本中に広まったのは、皆にとって海外旅行が夢だっ

スキ
5

[2021.09]【新連載シコ・ブアルキの作品との出会い⑩】 海外逃亡中の友人に宛て録音で託した手紙 ―シコ・ブアルキ作 《Meu caro amigo》

文と訳詞●中村 安志 texto e tradução por Yasushi Nakamura 本エントリーは、10/6(水)からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。 お知らせ●中村安志氏の執筆による好評連載「アントニオ・カルロス・ジョビンの作品との出会い」についても、今後素晴らしい記事が続きますが、今回も一旦、この連載「シコ・ブアルキの作品との出会い」の方を掲載しています。今後も、何回かずつ交互に掲載して行きます。両連載とも、まだまだ

スキ
95

タンゴダンス 世界選手権 BA2021 開催!

文●編集部  タンゴダンス世界選手権が終了しました。ピスタ部門、ステージ部門ともに、決勝まで開催され、当日の模様が動画にアップされていました。また、予選、準決勝のバーチャル参加映像と、結果が公開されておりましたので、こちらにまとめてみました。  決勝については、現地時間 9/25(土)16時〜22時、ブエノスアイレスのオベリスク前の広場で開催されました。この全模様は、以下のサイトよりご覧になれます。  タンゴダンス世界選手権だけでなく、Orquesta Sans Souc

スキ
25

[2021.09]映画『夢のアンデス』公開 ⎯⎯ パトリシオ・グスマンは既に次の5年/次の3部作を見据えている

インタビュー・文●柳原孝敦 柳原孝敦(やなぎはら たかあつ) スペイン、ラテンアメリカ文学、文化研究。 著書に『テクストとしての都市 メキシコDF』(東京外国語大学出版会)『映画に学ぶスペイン語』(教育評論社から増補改訂版が近刊予定) 翻訳にベニート・ペレス=ガルドス『トリスターナ』(共和国から近刊予定) 『夢のアンデス』 ※2021年10月9日(土)より、岩波ホールほか全国順次公開 ©︎ Atacama Productions - ARTE France Cinéma

スキ
7

[2021.09]弦楽とのトリオ編成で聴かせる新しい三枝伸太郎サウンド

文●鈴木一哉  作曲家、ピアニストとして幅広い活動を展開する三枝伸太郎が、新たなプロジェクトであるトリオ編成によるファースト・アルバム『TRIO』を発表した。彼本来の音楽性を反映する究極のアンサンブルであるオルケスタ・デ・ラ・エスペランサ(以下、本稿中ではエスペランサとして言及される)のメンバーでもある2人、吉田篤貴のヴァイオリン、島津由美のチェロと彼自身のピアノからなる三重奏であり、現在性に溢れる三枝のオリジナル作品と並んでタンゴ名作を原曲の旋律を尊重しつつ独自のサウ

スキ
7

[2021.09]【連載 アントニオ・カルロス・ジョビンの作品との出会い ⑦】ボサノヴァ序曲を練習したアパートの回想 - 「ジョビンへの手紙」とその返書 《Carta ao Tom》 &《Carta do Tom》

文と訳詞●中村 安志 texto e tradução por Yasushi Nakamura  中村安志の大好評連載「シコ・ブアルキの作品との出会い」と「アントニオ・カルロス・ジョビンの作品との出会い」は、いずれもまだまだ続きます。基本的に交互に掲載していきますので、お楽しみ下さい。(編集部)  本エントリーは、9/29(水)からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。  ジョビンは、誕生した頃の自宅があったリオ市内中部チジュッカ地区か

スキ
97

カエターノが、ソニーミュージック移籍第1弾シングルをリリース

 ラテン・グラミー賞を13回、グラミー賞「最優秀ワールド・ミュージック・アルバム」を2度受賞したブラジルを代表するシンガー・ソングライター、カエターノ・ヴェローゾがテクノロジーとインターネットに思いを馳せる新曲「アンジョス・トロンショス(歪んだ天使たち)(Anjos Tronchos)」を9月17日、デジタル・リリースした。同曲はソニーミュージック移籍第1弾であり、数ヶ月内に予定されている新作に収録される。 ■「アンジョス・トロンショス(歪んだ天使たち)」の試聴はこち

スキ
21

[2021.09]【シリーズ:ブラジル音楽の新しい才能④】 ドラ・モレレンバウム(Dora Morelenbaum)

 e-magazine LATINA によるブラジルのポピュラー音楽の中で頭角を現し始めた新しい才能を紹介するシリーズです。レポートは、ブラジル人音楽ジャーナリストのヂエゴ・ムニス。まずは、ブラジル音楽史に名を刻む偉大な音楽家の遺伝子を受け継ぐ才能から数名紹介します。  本エントリーは、9/17(金)からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。  ジョアン・ジルベルト、カエターノ・ヴェローゾ、マリーザ・モンチ、シコ・セザールなど才能を持つ

スキ
9

[2021.09]【シリーズ:ブラジル音楽の新しい才能③】 チン・ベルナルヂス(Tim Bernardes)

 e-magazine LATINA によるブラジルのポピュラー音楽の中で頭角を現し始めた新しい才能を紹介するシリーズです。レポートは、ブラジル人音楽ジャーナリストのヂエゴ・ムニス。まずは、ブラジル音楽史に名を刻む偉大な音楽家の遺伝子を受け継ぐ才能から数名紹介します。 本エントリーは、9/17(金)からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。  ジョアン・ジルベルト、カエターノ・ヴェローゾ、マリーザ・モンチ、シコ・セザールなど才能を持つ数

スキ
3

[2021.09]【島々百景 第64回】厳島(宮島)|広島県【文と写真 宮沢和史】

文と写真●宮沢和史  宮沢和史のソロ活動を支えてくれていたバンドのメンバー全員とともに、10人の大所帯多国籍バンド『GANGA ZUMBA』を結成した2005年から並行して『寄り道』と称する弾き語りコンサートツアーを始めた。というのも、この大所帯では小回りをきかせて小さな町を周ることが難しい。ならば、バンドは大都市でコンサートを行い、日本中に点在する小中の町は宮沢含め3~4人のスタッフで細かく周り、小規模で、それでいてその土地を象徴するような個性的な会場を探してコンサートを

スキ
32

[2021.09]映画評 『スイング・ステート』 『コレクティブ 国家の嘘』

衆院選を控え、ちょうどいいタイミングで公開される 選挙と政治とメディアの関係に鋭く斬り込んだ傑作2本! ※こちらの記事は、9/22からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。 文●圷 滋夫(映画・音楽ライター)  ほとんど広報活動に見える自民党総裁選を大手メディアが無批判に垂れ流し(また電通が裏にいるのか!?)、野党にとってデメリットが大きくなる一方のこの狂騒が終われば、その後は衆院選だ。コロナ禍〜五輪/パラ五輪開催の流れの中、負う必要など

スキ
6

[2021.09]【沖縄・奄美の島々を彩る歌と踊り14】 奄美大島のショチョガマ・平瀬マンカイ −夏の節目における稲魂の招来−

文:久万田 晋(沖縄県立芸術大学・教授)  奄美では旧暦8月の初丙をアラセツ(新節)、その後の初壬をシバサシ(柴挿)と呼び、一年で最も重要な節目(折目)となっている。これにドゥンガ(シバサシ後の甲子)を加えてミハチグヮチと呼ぶ。アラセツやシバサシは、たんに奄美にとどまらず南島の島々に広範囲にひろがる夏の大きな節目の行事である。この夏の節目、区切りの時期に後生から戻り来る先祖の霊を歓待する一方で、悪霊を祓い家屋の厄災を祓い清める。そのために奄美各地で行われるのが八月踊りという

スキ
8

【連載シコ・ブアルキの作品との出会い⑨】辛い日常を忘れ踊り明かしたワルツ —シコ・ブアルキ&ヴィニシウス・ヂ・モライス作《Valsinha》

文と訳詞●中村 安志 texto e tradução por Yasushi Nakamura 本エントリーは、9/22(水)からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。 お知らせ●中村安志氏の執筆による好評連載「アントニオ・カルロス・ジョビンの作品との出会い」についても、今後素晴らしい記事が続きますが、今回もまた一旦、この連載「シコ・ブアルキの作品との出会い」の方を掲載しています。今後も、何回かずつ交互に掲載して行きます。両連載とも、まだ

スキ
82

【追悼】アルゼンチンはもちろん、世界に讃えられたタンゴ歌手 阿保郁夫さんを偲んで

文●飯塚久夫(日本アルゼンチンタンゴ連盟、日本タンゴアカデミー 会長)   去る9月1日、日本を代表するタンゴ歌手、阿保郁夫が他界した。1937年4月20日生まれ、84歳だった。  1961年、NHK「歌の広場」でタンゴ歌手としてデビュー。64年2月には藤沢嵐子、早川真平とオルケスタ・ティピカ東京(47年麹町“クラブ・エスカイヤ”で結成)とともにアルゼンチン始め中南米7カ国で9ヶ月にわたり公演、アルゼンチンで2枚、ペルー、エクアドル、コロンビアで各1枚のLPを録音した。

スキ
17