[2025.1]2024年ブラジルで流行った音楽
文●島田愛加
2024年のブラジル音楽シーンを一言で表すと「ファンキが市民権を得た!」です。
ブラジルでファンキが流行した頃に使われていた90年代のマイアミベースが復活し、現代的にアレンジされたものがブラジル国外でも評価されています。
ファンキの歌詞はファベーラ(スラム)での生活や、ストレートな性的表現を歌った曲が中心でしたが、最近では誰しもが共感できるような、より個人的な感情や状況を描いたものが増えています。これによりファンキはより幅広い人々に聴かれる音楽へ変化し、偏見が