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[2023.5] 【映画評】 『EO イーオー』 ⎯⎯ 1頭のロバに導かれて覗き見る、人間の心の深淵。その唯一無二の映像体験に心が震える。
1頭のロバに導かれて覗き見る、人間の心の深淵。 その唯一無二の映像体験に心が震える。 文●圷 滋夫(映画・音楽ライター) EO(イーオー)とは、本作の主人公であるロバの名前だ。主人公と言っても擬人化されて話すわけではなく、ドサ廻りの小さなサーカス団で普通の動物のままのロバとして、可憐なカサンドラとコンビを組んで客席を魅了している。心優しいカサンドラが深い愛情を注ぎ、親身に世話を焼いているEOは、とても幸せそうに見える。しかし動物愛護団体の「調教は拷問だ」という過剰な反対