マガジンのカバー画像

WEB版創刊! 2020年9月

24
このマガジンにはラティーナ2020年9月に新規にアップした記事が収められていますが、定期購読マガジンの「ラティーナ」を購読していただくと、最新号とアーカイブの全てが月額900円で… もっと読む
¥950
運営しているクリエイター

#アルゼンチン

[2020.09]【ピアソラ再び~生誕100年に向けて】「超」実用的ピアソラ・アルバム・ガイド on Spotify Part 1

文●斎藤充正 texto por MITSUMASA SAITO [著者プロフィール] 斎藤充正 1958年鎌倉生まれ。第9回出光音楽賞(学術研究)受賞。アメリカン・ポップスから歌謡曲までフィールドは幅広い。世界のピアソラ・ファンがピアソラのバイブル本として認めている『アストル・ピアソラ 闘うタンゴ』の著者であり、ピアソラに関する数々の執筆や翻訳、未発表ライヴ原盤の発掘、紹介などまさにピアソラ研究の世界的第一人者。  本稿を仕上げようとしていたまさにその時、大変悲しい知ら

[2020.09]ティンチョ・アコスタの「人生を変えた3枚、1作、1冊」

ティンチョ・アコスタ(TINCHO ACOSTA)●プロフィール:1980年アルゼンチン南部バリローチェ生まれ、ラ・プラタ在住のシンガーソングライター、ギタリスト、ヴォーカリスト。2020年8月、大洋レコードより『SILENCIO』をリリースしたばかり。 http://taiyorecord.com/?pid=152461336  ティンチョ・アコスタに「あなたの価値観を揺さぶられた音楽・映画・本」を教えてもらいました。

[2020.09]連載 レオナルド・ブラーボ【リズムで旅するアルゼンチン音楽②中央部編】

文と映像●レオナルド・ブラーボ (ギタリスト)Text & Video By Leonardo Bravo(Guitarist)  アルゼンチンの音楽的地域には独自の特色があるが、お互いに独立しているわけではなく、隣の地域に影響しあっている。ニュアンスは違っても地域にまたがって同じリズムを見出すことも多いにある。  アルゼンチン中心部とはコルドバ州、サンタフェ州、トゥクマン州、そしてこの地域の核となるサンティアゴ・デル・エステロ州を指す。 トゥクマン州 サンタフェ州

[2020.09]ガブリエラ・ベルトラミーノの「人生を変えた3枚、1作、1冊」

ガブリエラ・ベルトラミーノ(Gabriela Beltramino)  アルゼンチン、コルドバ出身の歌手、女優。15歳から歌手として音楽劇、バンド活動など様々な舞台に立つ。2011年からプロジャズ歌手として活動し、2015年にはアルゼンチンジャズ界の重鎮マリアーノ・ライアコノが手がけた処女作『Senses』をリリース。欧州ツアーを行い、一躍ブエノスアイレス・ジャズ界に名を馳せた。  女優としてはノルマン・ブリスキ、ノラ・モセインコに師事。ロサンゼルス・アクティング・スタジ

[2020.09]【TOKIKOの 地球曼荼羅②】土と太陽の歌、フォルクローレ

文●加藤登紀子 ①もう一つの9・11  9・11といえば、ほとんどの人は2001年9月11 日のニューヨーク貿易センタービルへのテロを思い起こすでしょう。でも悲惨な歴史がもうひとつ同じ日に起こっていたことを知って欲しいと思います。  1973年9月11 日、南米のチリで、1970年、民主的な選挙で選ばれたアジェンデ政権が、アウグスト・ピノチェトによる軍事クーデターで崩壊しました。それも大統領府であったモネダ宮殿への米軍による直接の爆撃によるものだったと言われています。その

[2020.09]若手気鋭のタンゴピアニスト、パブロ・バジェ インタビュー Pablo Valle Interview

 90年代末に入ってエル・アランケ楽団が若手タンゴ楽団の筆頭として華々しくデビューして以来、アルゼンチンで数多くの個性あふれる若手タンゴ楽団の存在が目立って来た。その潮流は「若手オルケスタにみるタンゴの勃興」として西村秀人(PaPiTa MuSiCa)氏に別記事で詳しく紹介して頂いたのでそちらを参考にして頂くとして、その中心的存在ともいえるラ・フアン・ダリエンソや自身の六重奏でピアニストを務めるパブロ・バジェに話を聞いて頂いた。(以上編集部) 文●西村秀人 (PaPiTa