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#圷滋夫

[2020.11]【特集 私の好きなアジア映画】圷 滋夫 旅をするように映画を楽しむ〜独特な文化や芸術が描かれた5本の作品〜
選・文●圷 滋夫(あくつしげお/映画・音楽ライター) 映画の楽しみは人それぞれで多くの理由があると思うが、そのうちの一つが行ったこともない国や地域の、見たことも聞いたこともない文化や風習への扉を開いてくれる、ということだろう。秀れた映画はごく限られた場所で行われる固有の文化や風習をモチーフに、そこから世界に向けて広がる、普遍的で力強い物語を紡ぎ出している。ここではそんな独特な文化や芸術が描かれた作品を、アジア諸国の中から過去作を含め何本か紹介しよう。 ◆ 『アイヌモシ
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[2020.11]映画評|『燃ゆる女の肖像』|18世紀を生きた女性が現代へ伝えるメッセージと深い愛、 そしてめくるめく映画的興奮に満ちた傑作!
文●圷 滋夫(あくつしげお/映画・音楽ライター) 本作はある絵画についての物語だ。そしてその一枚の絵「燃ゆる女の肖像」に込められた、不思議な逸話と秘めた想いが少しずつ明らかにされる。 18世紀のフランス。ブルターニュ地方の孤島にやって来た画家のマリアンヌ(ノエミ・メルラン)は、伯爵夫人の娘エロイーズ(アデル・エネル)の肖像画を依頼されていた。まだカメラが発明される前で、婚約者に渡す見合い写真の代わりになる絵だ。しかし以前エロイーズが結婚を拒んで画家に顔を見せなかったた
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