[2024.9]【映画評】日本映画の明るい光『ぼくのお日さま』『ナミビアの砂漠』
日本映画の明るい光
『ぼくのお日さま』『ナミビアの砂漠』
文●圷 滋夫(映画・音楽ライター)
2024年は『夜明けのすべて』(三宅唱監督)『悪は存在しない』(濱口竜介監督)『ミッシング』(吉田恵輔監督)など、日本を代表する中堅監督のキャリアハイ・レベルの作品が既に公開され、この後も呉美保監督『ぼくが生きてる、ふたつの世界』や石井裕也監督『本心』などの期待作が公開を控えている。そんな邦画が充実した今年の中でも9月6日は、日本映画界の未来を明るく照らすであろう二人の新鋭監督