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Web版 2023年10月

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#中原仁

[2023.10] 天橋立に降り立ったアフロ・ブラジリアンの宝石 〜ルエジ・ルナ インタビュー

インタビュー・文●中原 仁 協力●KYOTOPHONIE PR事務局  本誌9月号の初来日記念記事で “アフロ・ブラジリアンの宝石” と讃えられた、バイーア出身のルエジ・ルナ。宝石が日本三景のひとつ、天橋立(京都府)の砂浜に到着した。   今年、初開催されたボーダレス・ミュージック・フェスティヴァル「KYOTOPHONIE 2023 AMANOHASHIDATE」に出演したルエジ・ルナのバンドは、キーボード、ベース、ドラムス、パーカッションの4人編成。カーニヴァルで大声で

[2023.10]ショーロクラブ インタビュー 〜6年ぶりの最新作『Caleidoscópio』リリース!

文●中原 仁  結成34年を迎えた、笹子重治(ギター)、秋岡欧(バンドリン)、沢田穣治(コントラバス)の弦楽トリオ、ショーロクラブ。一時期、3人のうちの2人の健康上の問題で活動がストップしていたが、病が癒えて2022年晩秋からライヴ活動を再開。2023年9月27日、6年半ぶりとなるオリジナル・アルバム『Caleidoscópio(カレイドスコーピオ)』を発表した。オリジナル・アルバムとしては12作目、企画アルバムを加えれば26作目となる。  全14曲、すべて3人がそれぞれ

[2023.10]【中原仁の「勝手にライナーノーツ」㊴】 Gaia Wilmer, Jaques Morelenbaum 『Trem das Cores』

文:中原 仁  ブラジルのマリア・シュナイダーか、挟間美帆か。注目のサックス奏者/作編曲家/指揮者、ガイア・ウィルメルが、ジャキス・モレレンバウムと組んでカエターノ・ヴェローゾの作品集を発表。CDもリリースされた。  ガイア・ウィルメル(ネイティヴにヴィルメル、英語っぽくウィルマーと表記されるケースもあり)は1985年、ブラジル南部フロリアノーポリス生まれ。リオに出て敬愛するエグベルト・ジスモンチと共演。その後、バークリー音楽院とニューイングランド音楽院に留学した。201