2021年9月に新規にアップした記事のみが収められているマガジンです。こちらでアーカイブ記事は読めませんので、アーカイブ記事も購読するには定期購読マガジンの「ラティーナ」(月額9…
¥950
- 運営しているクリエイター
#ボサノヴァ
[2021.09]【連載 アントニオ・カルロス・ジョビンの作品との出会い ⑦】ボサノヴァ序曲を練習したアパートの回想 - 「ジョビンへの手紙」とその返書 《Carta ao Tom》 &《Carta do Tom》
文と訳詞●中村 安志 texto e tradução por Yasushi Nakamura ジョビンは、誕生した頃の自宅があったリオ市内中部チジュッカ地区から、幼少のうちに、比較的恵まれた南部の地域に移り、その後も何度か引越しを経験しました。コパカバーナから、更に南側のイパネマ方面の何箇所に住まいを構えましたが、1949年テレーザとの結婚後、1953年から62年まで暮らしたナシメント・シルヴァ通り107番地のアパートは、イパネマ海岸から4本裏に、海岸線と平行に走る物
[2021.09]【連載 アントニオ・カルロス・ジョビンの作品との出会い⑥】美しきリオの風景そのもの - 《ジェット機のサンバ Samba do avião》
文と訳詞●中村 安志 texto e tradução por Yasushi Nakamura 広く知られるレパートリーの1つ、「ジェット機のサンバ(Samba do avião)」。この曲は、当初、イタリア・フランス・ブラジル共同制作の映画で、ジョアン・ジルベルトやジョビン自身が歌う場面も収録された『コパカバーナ・パレス』(1962年)の主題歌として、作詞作曲ともジョビンに委嘱されたものでした。 映画は、風光明媚なリオの街で、ボサノバなどを歌う人物の姿も織り交ぜなが