[2021.09]【シリーズ:ブラジル音楽の新しい才能④】 ドラ・モレレンバウム(Dora Morelenbaum)
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[2021.09]【シリーズ:ブラジル音楽の新しい才能④】 ドラ・モレレンバウム(Dora Morelenbaum)

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 e-magazine LATINA によるブラジルのポピュラー音楽の中で頭角を現し始めた新しい才能を紹介するシリーズです。レポートは、ブラジル人音楽ジャーナリストのヂエゴ・ムニス。まずは、ブラジル音楽史に名を刻む偉大な音楽家の遺伝子を受け継ぐ才能から数名紹介します。
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 ジョアン・ジルベルト、カエターノ・ヴェローゾ、マリーザ・モンチ、シコ・セザールなど才能を持つ数多くのアーティストが国際的な成功を収めた後も、ブラジリアンポピュラーミュージックは新たな声を獲得し続けています。 ポップな世界と伝統的な音楽の間を行き来する若い世代の音楽家は、過去を参考にしながらも、現代的な視点で表現しています。

 初回のレポートでは、シコ・ブラウン、マリア・ルイーザ・ジョビン、チン・ベルナルヂス、ドーラ・モレレンバウムといった、伝統的なブラジル音楽のDNAを持ちながら、日本の音楽までも参照するアーティストたちとその作品を紹介します。

文●ヂエゴ・ムニス(Diego Muniz)


 ドラ・モレレンバウム(Dora Morelenbaum)の人生には、生まれた時から、伝統的なブラジルの歌が周りにありました。チェロ奏者のマエストロ、ジャキス・モレレンバウム(Jaques Morelenbaum)と、歌手のパウラ・モレレンバウム(Paula Morelenbaum)の娘であるドラにとって、トム・ジョビンとジョアン・ジルベルトの音楽は、子どもの頃の子守唄だったと同時に、音楽教育の教材でもありました。

 楽譜、リハーサル、ツアーに挟まれた生活の中、ドラは、家族の日常である音楽を、自分でも職業にすることに決めました。

「私は人生の中でずっと、呼吸をするのと同じように音楽を聴いてきました。私にとっての重要な学びの場は、私の家、私の子ども時代、それに両親の作品でした。歌いたい、作曲したい、この道を進んでみたいという意志が生まれたはごく自然なことでした」

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