[2023.10]【中原仁の「勝手にライナーノーツ」㊴】 Gaia Wilmer, Jaques Morelenbaum 『Trem das Cores』
文:中原 仁
ブラジルのマリア・シュナイダーか、挟間美帆か。注目のサックス奏者/作編曲家/指揮者、ガイア・ウィルメルが、ジャキス・モレレンバウムと組んでカエターノ・ヴェローゾの作品集を発表。CDもリリースされた。
ガイア・ウィルメル(ネイティヴにヴィルメル、英語っぽくウィルマーと表記されるケースもあり)は1985年、ブラジル南部フロリアノーポリス生まれ。リオに出て敬愛するエグベルト・ジスモンチと共演。その後、バークリー音楽院とニューイングランド音楽院に留学した。2018年、オリジナル曲を演奏したオクテット編成の初リーダー作『Migrations』を発表。同年、ビッグバンドを率いてエグベルト・ジスモンチの80歳記念コンサートを行ない、ジスモンチ、ジャキス・モレレンバウムらをゲストに迎えた。
Gaia Wilmer Big Band + Egberto Gismonti e Jaques Morelenbaum - Sete Anéis (Egberto Gismonti)
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