見出し画像

[2021.06]パウロ・ノヴァイスの3rdアルバム『Minha Cabeça』についてのノート

サンパウロ出身のシンガーソングライターの逸材、パウロ・ノヴァイスの3rdアルバム『Minha Cabeça』についてのノート 文●花田勝暁

●ビデオ・クリップ



 サンパウロ出身のシンガー、パウロ・ノヴァイス(Paulo Novaes)が3rdアルバム『Minha Cabeça』をリリースしました。胸に迫ってくる曲を発表しつづけている逸材です。大ヒットこそないですが、音楽家に愛されていて、『Minha Cabeça』も同世代の一流の才能たちがこれでもかとバックアップしています。

 パウロ・ノヴァイスは、両親がトロヴァドーリス・ウルバーノス(Trovadores Urbanos)の結成メンバーのジュカ・ノヴァイス(Juca Novaes)とマイダ・ノヴァイス(Maida Novaes)という音楽一家に育っています。親戚にも音楽家が沢山。

 デビューアルバムは、2016年にリリースした『Esfera』。このアルバムが素晴らしかったこともあり、弊誌は2017年2月号で、「コンテンポラリー・サンパウロ─あなたが知るべき10組の新しいミュージシャンたち」という特集をしているのですが、その時のミニインタビューで、影響を受けたアーティストとして、

影響されたアーティスト:Djavan, Gilberto Gil, Lenine, Los Hermanos, Pedro Altério, Tó Brandileone, Pedro Viáfora, Paul Maccartney, Michael Jackson

という名前を挙げています。


 2018年に2ndアルバム『Baú de coração』をリリース。
 サンパウロでは、人気サッカーチーム、コリンチアンスの広報部門で働いていましたが、音楽により専念するために、ポルトガルに引っ越したのが2018年半ば。
 ブラジルへの何度かの一時帰国をしつつ、2018年から2020年からポルトガルとブラジルで録音したのが『Minha Cabeça』でした。

 ポルトガルでは、ポルトガル人ミュージシャンのジャネイロ(Janeiro)とのEPを2020年初めにもリリースしています。

最新作『Minha Cabeça』

 最新作『Minha Cabeça』は、20曲収録されていて、その半分は詩の朗読で、半分が歌です。
 プロデュースは、パウロ・ノヴァイス自身で、ミキシングを同じくサンパウロ出身で最注目のミュージシャンのトー・ブランヂレオーニ(Tó Brandileone)が行っています。

 詩の朗読は、パウロが作ったトラックに乗せて、10人の詩の書き手が行っています。歌の方でも、9曲にゲストが参加しています。意味のあるリストになりそうなので、下記、各アーティストへのリンクを貼りました。
 サンパウロやポルトガルの若い世代のアーティストを知るきっかけにもなるアルバムだと思います。

 ポルトガル人のミュージシャンのジャネイロやチアゴ・ナカラトはもちろんですが、アナヴィトーリア、フーベル、レオ・ミデアなど、傑出したブラジルの若い才能とも、ポルトガルで知り合い、新しいパートナーシップを築いたそうです。

 遠隔での作業で、物理的には離れていましたが、パウロは、今回のアルバムを作りながら、これまでにないほど繋がっていると感じたそうです。

 パウロの音楽には人を回復させる力があると思います。

 自分の歌が人の役に立つということに関しては、魔法のようなものだと思っています。これは、音楽が世界にとって強力なツールであることを示す最大の役割です。
 癒し、安らぎ、省察の力を持つ目に見えない周波数。私は音楽家になることができ、作曲という技術を得たことを光栄に思っています。私にとっては名誉なことであり、フィードバックをいただくたびに計り知れない幸せを感じます!(Paulo Novaes)

●歌のゲスト

■ペドロ・アルテリオ(Pedro Alterio)

↓YouTubeチャンネル


■アナヴィトーリア(Anavitória)

↓YouTubeチャンネル


■レオ・ミデア(Leo Middea

↓YouTubeチャンネル

■ブルーナ・モライス(Bruna Moraes

↓YouTubeチャンネル

■チアゴ・ナカラト(Tiago Nacarato)

↓YouTubeチャンネル

■ニーナ・オリヴェイラ(Nina Oliveira

↓YouTubeチャンネル

■5 a seco(シンコ・ア・セコ)

↓YouTubeチャンネル

■Rubel(フーベル)

↓YouTubeチャンネル


●詩のゲスト

 やっぱり、詩の朗読で参加したアーティストも紹介しましょう(歌を重複の人を除く)。詩の朗読には、全ての曲に、アニメーションが付けられました。『Minha Cabeça』は、マルチメディアで色々な楽しみ方ができる作品となりました。

■ヒタ・アルテリオ(Rita Alterio)


■ガブリエラ・アブレウ(Gabriela Abreu)


■ルーカス・カラン(Lucas Caram)


■ジャネイロ(Janeiro)

↓YouTubeチャンネル


■ブルーナ・カラン(Bruna Caram)

↓YouTubeチャンネル



■ベアトリス・ノヴァイス(Beatriz Novaes)


■イザベラ・モライス(Isabela Moraes)

↓YouTubeチャンネル


■ペドロ・ブランコ(Pedro Blanco)

(ラティーナ2021年6月)

「スキ」、ありがとうございます! ¡Gracias!
7
広い世界の多様な音楽を紹介してきた世界の音楽情報誌「ラティーナ」がweb版に。あなたの生活を世界中の多様な音楽で彩るために情報を発信します。 月額900円のデジタル定期購読で、新規記事もアーカイブも読み放題! (※アーカイブは増減する場合があります)