見出し画像

Cribas + Diego Schissi Quinteto 初の共演コンサート

 クリバス(Cribas)とディエゴ・スキッシ・キンテート(Diego Schissi Quinteto)の、初の共演コンサートが、12月10日(金)21:00(アルゼンチン時間|日本時間では12月11日[土]9:00)に、ブエノスアイレスで行われます。
ストリーミングの視聴は有料となりますが、音響技術者やストリーミング配信の技術者への支払い、会場費の補填に使われます。

 アーカイヴは、12月末日まで視聴できますので、リアルタイムで観られない場合でも、週末や年末休みなど、お好きな時間に視聴できます。
 アルゼンチンの現代の音楽を牽引する2グループの初めての共演コンサートを、ぜひ目撃してください。

チケット購入はこちらから↓

◆コンサート概要
■クリバス(Cribas)とディエゴ・スキッシ・キンテート(Diego Schissi Quinteto)は、初めて共演コンサートを行い、その模様は世界中へストリーミング配信(有料)されます。
 この2つのグループは、ジャズ、ワールド・ミュージック、クラシック音楽など他のジャンルからの影響を受けながら、自身が作曲したオリジナル楽曲でアルゼンチン音楽にアプローチしています。
 このコンサートで、両グループは、最新アルバムからの楽曲や、まだアルバムに収録していない楽曲を演奏します。

 ピアニストで作曲家でもあり、ディエゴ・スキッシ・キンテートを率いるディエゴ・スキッシは、現在のタンゴ・シーンや現代アルゼンチン音楽シーンを代表する存在であり、アストル・ピアソラ(Astor Piazzolla)の遺産を引き継ぐ才能の1人として知られています。
ディエゴ・スキッシ・キンテートの最新作『Te』は、アルゼンチン音楽界の伝説、ルイス・アルベルト・スピネッタ(Luis Alberto Spinetta)の代表的なアルバム『Artaud』に収録されたシュルレアリスティックな楽曲「Por」にインスパイアされた19のインストゥルメンタル曲を収録しています。

 また、日本人音楽家、コトリンゴ(Kotringo)とのコラボレーション楽曲を先日発表したクリバス。ラテンアメリカのフォルクローレ(民俗音楽)をルーツとするオリジナル楽曲で構成した3枚目のアルバム『La ofrenda』の発表に際し、日本でコンサートを行ないました。しかしながら、その後のパンデミックの状況により、コンサート活動は休止。この共演コンサートで、日本でのコンサート以来はじめて、同アルバムの楽曲がアルゼンチンで演奏されます。

 この共演コンサートは、生中継でオンライン配信され、世界中のリスナーを繋ぎます。
 この共演コンサートは、12月10日(金)21:00(アルゼンチン時間|日本時間では12月11日[土]9:00)に、アルゼンチンのラ・プラタ市(ブエノスアイレス州)にあるドン・ボスコ劇場(Teatro Don Bosco)で行われ、ストリーミング配信の視聴者は、アーカイヴを視聴することができます(日本国内からは、2021年12月末日まで視聴できます)。

◆クリバスのフアン・フェルミン・フェラリス(Juan Fermín Ferraris)に今回のコンサートを開催することになった経緯について教えてもらいました。

■クリバスとして、アルバム『La ofrenda』のリリース記念の大きなコンサートのアイデアを練っていました。また、ストリーミングでの配信もしたいと思っていました。そして、日本のことを考えたとき、現代アルゼンチン音楽で注目されているもう1つのグループが参加してくれれば、大きなコンサートを開催できると思うようになりました。
 ディエゴ・スキッシ・キンテートとクリバスは、アコースティックな音楽をベースにしているので、良い組み合わせだと思いました。私たちクリバスは、ラテンアメリカのフォルクローレやルーツ音楽に寄ったレパートリーを演奏し、ディエゴ・スキッシはタンゴから影響を受けた音楽を演奏しています。クリバスは、ディエゴ・スキッシの音楽に憧れがあり、私個人としてはディエゴ・スキッシを師だと思っていて、共演の相談をしたいと思いました。また、ディエゴ・スキッシも、ラ・プラタでキンテートとして何年も演奏していないということで、依頼を受けてくれました。
(フアン・フェルミン・フェラリス)


 共演コンサートの告知のため、フアン・フェルミン・フェラリスとディエゴ・スキッシの音楽的影響を知るためのアンケート(2016年5月号「新しい世界の作曲家」特集より)をアップしました。期間限定無料公開します。


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!