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[2018.07]島々百景 #29 対馬

文と写真:宮沢和史

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 『島々百景』の連載を書き始めて久しい。北は北海道の稚内、いや、ロシアのサハリンから、南西諸島や、ブラジルのイタパリカまで個性豊かな島々を巡り、自分の目線、口調で色々と語ってきた。しかし、まだまだ島々の魅力、島々に伝わる素晴らしい歌たちの魅力を伝えきれてはいない。なぜならば、島国として名高い我が日本は、海上保安庁が昭和62年に発表した資料によるとなんと、6852もの島を有するというのだ。ここには無人島と、北海道、本州、四国、九州の本土4島も含まれるが、この数字には驚かされた。この連載が571年間続けられる計算になる、それこそ、百景どころの騒ぎではない。海上保安庁の基準では『島』と呼ぶには「周囲が0.1㎞以上」あって、「本土と切り離されているもの、ただし、橋や防波堤のような細い建造物で結ばれている場合はOK」「埋立地、湖の上の島は認めない」とされている。世界基準で見てみると国連海洋法では「自然にできたものであること」「周囲が水で囲われていること」「高潮時に水没しないこと」とやや大雑把な印象を受ける。さらに、国土地理院では「航空写真に写る陸地を島」と定義しているそうだが、これまたかなり曖昧に思える……。そして、自治体によっても島の規定には違いがあるようなので、どの数字が正しいとは言えないが、それにしても、約6852島とはすごい数字だ。国内の県別で島の数を見ていくと長崎県がぶっちぎりの1位、971島を誇っている。(長崎県の規定では陸地面積が1000㎡以上を島としているそうで、この基準でいくと、594島ということになる)蛇足だが、当然ながら我が愛する故郷、山梨はぶっちぎりの最下位……。

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