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[2020.08]ブラジル北東部地方の版画 「ボルジェス木版画展」 開催中

ブラジル北東部の木版画をご存知でしょうか?

 19世紀後半からブラジル北東部の諸都市で出版されるようになった小冊子、リテラトゥーラ・ヂ・コルデウは、詩、宗教や民間伝承、社会批判や風刺。人物伝など多岐にわたり、まさに民衆の声としての役割を担うものでした。そのコルデウの表紙に木版画が使われるようになり、次第に表紙を飾るためのものから版画作品として独自の発展を遂げ、今では北東部地方の伝統的な民芸アートとして知られるようになりました。
 中でも、ジョタ・ボルジェスはブラジルのみならず、ブラジル国外においても広く認められる版画作家で、ペルナンブーコ州の無形文化遺産に指定されています。北東部の文化・風俗や、動植物を題材にした作品が多く、大変素朴で親しみやすいものとなっています。

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 そのジョタ・ボルジェスの版画作品を集めた「ボルジェス木版画展」が、現在鎌倉で開催されています。会場は「カフェヴィヴモンディモンシュ」、ブラジルディスク大賞にも寄稿いただいています堀内隆志さんのお店です。美味しいコーヒー(パフェも美味しいです!)とともに、版画を鑑賞できます。(その場での購入も可能です)版画展は9/8(火)まで開催とのこと、お早めに!

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 また、ジョタ・ボルジェスだけでなく、彼の後継者でもあるパブロ・ボルジェスの作品も同時に展示されています。パブロはジョタの18人(!)の子供のうちの17番目で、昨年も来日し、ブラジル大使館でのイベントに出演しました。昨年の大使館での版画展も大変好評でした。今年はコロナで来日できないけれど、また近いうちに来日してくれることを願っています。

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パブロの作品(Asa Branca)

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パブロの作品(Beija-Flores)

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パブロ・ボルジェスとマスターの堀内さん(昨年来日時)

 お店は、現在コロナ対策のため、時短営業中(営業:11時〜18時、定休日:水、木曜)で、また席数を少なくしての営業とのことですので、余裕を持ってご来店ください。

café vivement dimanche
〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町2-1-5
tel:0467-23-9952


 鎌倉まで行けない方は、主催しているコロリーダスのネットショップでも版画は購入できます。家で過ごす時間が多くなった今、鮮やかで元気が出る版画が家にあるといいかもしれません。