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オーニソロジー 〈ポスト星野源?〉 菊地成孔の秘蔵っ子、遂にアルバム・デビュー ジャズの経験をR&Bやロックに消化するポップな音楽性の秘密

文●西澤裕郎 text by HIROO NISHIZAWA

 2015年に活動をスタートさせたシンガー・ソングライター辻村泰彦によるソロ・ユニット、オーニソロジー。竹田一彦に師事して得たジャズギターのプレイをオルタナR&B、ロックに昇華させた楽曲で、2018年、菊地成孔プロデュースの元、アルバム『101』をリリースした。高い音楽スキルとポピュラリティを兼ね備えたオーニソロジーのルーツやアルバムの制作過程について話を聞いた。

── 辻村さんがオーニソロジーとして活動を始めたきっかけは?

辻村泰彦 小さい頃から趣味程度でしたけどピアノを習っていて。同時にポピュラー音楽も好きで、TSUTAYAでCDを借りて聴いたりしていました。中3でギターを買ってもらってからは独学で弾きつつ、高校の軽音楽部に入ってバンドと作詞作曲も始めて。周りが就職や進学で散り散りになっていく中、もうちょっと音楽を続けたいなと思ってジャズの先生にギターを習いに行き、6〜7年下積みをして、やりたいことをやってみようかなと思って25歳の頃に始めたのがオーニソロジーなんです。

── プロフィールには、菊地成孔さんのプロデュースで活動するべく上京とありますが、どういう出会いがあって上京するに至ったんでしょう。

辻村泰彦 奈良にいたときに出会った菊地成孔とぺぺ・トルメント・アスカラールのアルバム『記憶喪失学』のライナーノーツがすごくおもしろくて。音楽を聴きながら、こんな人が日本にいるんだと発見して、菊地さんの音楽や書籍を掘って好きになっていきました。25歳の時、今の音楽力でオリジナル曲を書いたらどうなるかなと思って『オーニソロジー』という3曲入りのデモCDを作って送ったら、菊地さんからメールが返ってきて上京することになったという流れですね。

菊地成孔 多少補足すると、Taboo Labelが立ち上がってすぐにネットで新人の募集をかけたんです。それで送られてきたデモテープに入っていた「エレタメモア」がとにかく良くて。その1曲で契約する判断に至ったんです。

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