レシピ提供と写真●宮沢和史

　今月は、旬の野菜である冬瓜を使った沖縄料理を宮沢さんにご紹介いただきます。冬瓜はカリウムを多く含む夏野菜です。夏、汗をかいて失われたカリウムを補う効果もあり、ビタミンCも含まれているので、夏バテ対策にはピッタリです。
　店頭で売られている冬瓜は大きいものが多いかもしれませんが、余ったものは皮をむいて使い易いサイズにカットして冷凍できますので、暑い期間に何度か作れると思います。（編集部）

材料（３〜４人前）：
冬瓜　４分の1個
鶏肉　200g程度　（注）豚肉でも可
出汁　かつお節　 （注）好みの出汁で
味噌　適量

作り方：

① 冬瓜は大きなスプーンなどで真ん中の種の部分を取り除き、ピーラーなどで皮を剥く。

② 出汁をとる。

③ 冬瓜と鶏肉を一口大の大きさに切り②に入れ、アクを取りながら煮ていく。

④ 煮ていくと冬瓜が周りから徐々に透明になっていくが、中心がまだ白いところで火を止める。

⑤ 好みの濃さに味噌を溶いていき、完成。

⑥ 椀か鉢に盛る頃には冬瓜は余熱で全体が透明になっている。

◆

沖縄流に魚とイモのてんぷらと一緒にいただきました。

たったこれだけの料理です。拍子抜けするくらい簡単です。
しかし、沖縄料理はもちろん、どんな日本料理にも合いますし、出汁をコンソメに変えて味噌を加えず洋風に…。
または、ナンプラーや生姜を使ってアジア風にもアレンジできそうです。
様々な料理の傍におく脇役としてとても優秀で、夏バテで食欲がない時や、二日酔いの朝にはもってこい！
沖縄の暑さが生んだ、まさに今の季節にぴったりの一品です。

（ラティーナ2021年8月）

宮沢さんの沖縄料理レシピはこちら↓

先月のレシピはこちら↓

#ラティーナ2021年8月
#ワールド・レシピ
#沖縄料理
#宮沢和史
#スブイ汁
#シブイ汁
#冬瓜
#夏バテ
#沖縄