[2019.10]宍戸 開 お気に入りのトニーニョ・オルタ作品
インタビュー・文 ● 編集部 text by LATINA
■ 出会い
心地よい音楽を求めて、フュージョンから入ってブラジル音楽を聴くようになりました。
当時の天気予報で流れていて、誰でも一度は聴いたことがあるけど、誰が歌っている何という曲がわからないっていう時代があったんですけど、追っていったらトニーニョに行き着きました。
最初はやっぱりパット・メセニーでした。メロディアス性もあるんだけど、ボサノヴァほどじゃない。トニーニョとジョイントする作品とかあって、「あ、この人のを聴きたい」と思って探して聴くと、なんか演歌に通ずる情感だった。残念なことに、僕が30代のころトニーニョは何度か来日してはいるけど、全盛期に聴いていたときにあまり来日がなくて、ライヴを見るチャンスがあまりありませんでした。パット・メセニーは、毎年のように見に行けたんですけどね。
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