[2017.10]連載 太平洋の向こう岸からの手紙 #5 『クリチバへの旅』
見出し画像

[2017.10]連載 太平洋の向こう岸からの手紙 #5 『クリチバへの旅』

文●フアン・フェルミン・フェラリス

 これまでのところ、この連載は私の街での音楽的な出会いについてのものでした。今回もそこまで違ったものではありません。というのはラ・プラタで知り合い共に生きている人々の話だから。3年前、クリバスとナディスのように私たちは共に学び、演奏し、働き、プロジェクトを共有していました。写真で見るなら(右から)マキシミリアーノ・カスティージョ、フアン・クルス・セラサ、フアン・イグナシオ・スエイロ、ディエゴ・アメリセ、バレンティノ・サンパオリ、マティアス・フォルミカ。違いは、このメンバーでブラジルのクリチバを旅したということです。

画像2

 我々皆ラテンアメリカの音楽に興味を持っていました。第32回Oficina de Música de Curitibaに参加できると知った時、疑いもなく決断しました。その旅は高くついて、旅立ちの数日前にしか切符を手にいれられませんでした。重要なことはそこに辿り着くことで、その後は道で演奏するなりしてお金を稼げるでしょうから。だからその年の1月の間はクリチバの中心街でポピュラー音楽を元に即興演奏する我々の姿を見ることができたはずです。

 とても活動的な日々を送っていました。一方で、街には世界中の音大生が溢れていました。ブラジル人、アルゼンチン人、ウルグアイ人が多かったですが、スイス人からベネズエラ人までそこにいたのです。勉強した後は、一緒に街の様々な場所で開催された無料コンサートを見に行きました。その年はエルメート・パスコアル・グルーポやレア・フレイリとアミルトン・ゴドイのデュオなどを見ることができました。

この続きをみるには

この続き: 633文字 / 画像1枚
この記事が含まれているマガジンを購読する
このマガジンを購読すると、世界の音楽情報誌「ラティーナ」が新たに発信する特集記事や連載記事に全てアクセスできます。「ラティーナ」の過去のアーカイブにもアクセス可能です。現在、2017年から2020年までの3.5年分のアーカイブのアップが完了しています。

「みんな違って、みんないい!」広い世界の多様な音楽を紹介してきた世界の音楽情報誌「ラティーナ」がweb版に生まれ変わります。 あなたの生活…

「スキ」、ありがとうございます! Obrigada!
広い世界の多様な音楽を紹介してきた世界の音楽情報誌「ラティーナ」がweb版に。あなたの生活を世界中の多様な音楽で彩るために情報を発信します。 月額900円のデジタル定期購読で、新規記事もアーカイブも読み放題! (※アーカイブは増減する場合があります)