文●ジョアナ・ケイロス

　信じられないことがこれまで自分の身に起きてきた。というか、これまでの人生のなかでいつもじゃないけど、すごいことが起きてきた。すると時間が止まったような感覚にになることがあって、それはきっと私たちがそのめまぐるしい状況を理解するために与えられた時間であるかのようだと思う。もしくは、やる気を起こさせるためか。時間差でそんな気持ちになることもあったけど、必ず心臓が強く打ち始めるか、涙が出て来るか、平穏な気持ちが訪れるか、説明のできないすごいことが私に起こる。まるで冒険本のような内容だ。挑戦、出会い、戦い、ドラマ、和解、発見、変化。そして音楽。言い尽くせないほどたくさんあって、表現しきれないないほど濃い。景色や会話も〝偶然〟を説明できることはない。ある人がやらなければならないのだけど、なぜやらなければならないのかわからない類のこと。涙が出るほどの笑顔、笑わせられちゃう視線、ぐるぐる頭をめぐること、綱渡りみたいなこと。いつか全部話すときが来るのだろうと思っていた。そのひとつひとつについて全部書こうって。〝Tim tim por tim tim〟全部。（「細かいことまで全部」を表す言葉遊び的表現）Tim tim por tim timって書くの楽しいな（笑）