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[2019.03]ブラジルフィールドワーク #10 先住民族に寄り添う人、 アンジェラ・パピアーニ

文・写真●下郷さとみ text & photos by SATOMI SHIMOGO

 アンジェラ・パピアーニ。先住民族の伝統文化保持の活動を40年に渡って続けてきた人。現在は「Ikore」という団体を立ち上げて、民族の伝説や歴史を村人から聞き取り、それを民族言語とポルトガル語で本や音声記録にまとめるという活動に主に取り組んでいる。

 2008年の「東京の夏・音楽祭」でアンジェラのコーディネートによりカラジャ民族が伝統儀式の唄と踊りを披露した際には、私も少しお手伝いをした。彼女は先住民族の伝統文化を深く理解し尊重している人で、その謙虚で温かな人柄を私はとても敬愛している。

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アンジェラ・パピアーニと彼女が代表を務める「Ikore」が生み出してきた作品の一部。本は先住民族の村の学校で教材としても利用されている。   Ikore http://ikore.com.br

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