
[2020.01]【連載 TÚ SOLO TÚ #236】 アフロ・アーバニティ 〜エレクトリック・アフロキューバン ジャズ プロジェクト〜
文●岡本郁生
アフロ・アーバニティ。なんて素敵な響きなんだろう。
アフロとアーバニティ(都会らしさ)……この一見相反する言葉を大胆にもくっつけてしまったこのセンス。それはまるで不意打ちのように現れ、いきなり眩暈を覚えさせた。その言霊にクラクラしながら音を聞いてみると、アフロ・キューバンのサンテリアやルンバのプリミティヴなサウンドにエレクトロニカが巧妙に絡みつき、パラレル・ワールドのアフロ・キューバ音楽かのごとく、心地よい違和感を感じさせながらもナチュラルに染み入ってくる。
「~エレクトリック アフロ キューバン ジャズ プロジェクト~
日本のキューバ~ラテン~ジャズ・シーンで大活躍中のベテランから、新進気鋭の若手まで、各世代のスーパー・ミュージシャンが集結したアフロ・アーバニティ。ルンバ、サンテリアといったコアなアフロ・キューバンとジャズ、ファンク、ヒップ・ホップ、R&B、ネオ・ソウル、エレクトロニカなどを、緻密で実験志向の高いアレンジと個性的なヴォーカルワークで掛け合わせたインスト・ユニット」というのが謳い文句だ。
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