「ブラジル映画祭 in 東京 2024」の情報まとめ 【チケット販売開始!】
3月8日(金)から3月14日(木)まで、東京・渋谷のユーロスペースで、「ブラジル映画祭 in 東京 2024」が開催されます!
開催情報は、駐日ブラジル大使館によるSNSで告知されていて、HPとかは今のところ立ち上げにならなそうなので、勝手ながら、こちらで情報をまとめてみました。ほら、SNSをあまり触らない人もいるでしょ…!?!
まず、名前も開催場所も一緒ですが、2015年まで渋谷・ユーロスペースを中心に10回開催された「ブラジル映画(主催:トゥピニキーン・エンターテイメント)」とは違う映画祭です。
こちらのページ(http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000762)には、主催に関して、このような説明があります。
《駐日ブラジル大使館、ギマランイス・ホーザ文化院および制作会社Linhas Produções Culturais(リニャス・プロドゥソェンス・クウトゥライス)とのパートナーシップ、そして在名古屋ブラジル総領事館の後援によって開催》
前置きはこれくらいにして、どんな作品が上映されるのでしょうか?
チケットはユーロスペースHPより購入可能です。3日後のチケットまで購入可能です。
上映作品は全6作品!
『エリス&トム』 Elis &Tom – Só Tinha De Ser Com Você
◾️ ブラジル音楽史上屈指の歌手エリス・レジーナと、ヴィニシウス・ヂ・モライス (Vinicius De Moraes)との共作による「イパネマの娘 – Garota de Ipanema」で世界的名声を得た指揮者・作曲家・歌手・編曲家アントニオ・カルロス・ジョビンが共演したアンソロジー・アルバム(1974年リリース)の収録風景のドキュメンタリー映画。米ロサンゼルスで行われたレコーディング・セッションの舞台裏をプロデューサーのホベルト・デ・オリヴェイラが記録し、以来保管されてきた歴史的資料をまとめた作品である。
『ピシンギーニャ‐愛情深い男』 Pixinguinha - Um Homem Carinhoso
◾️ 20世紀ブラジルで最も称賛されたアーティストの一人であり、今も世代を超えて歌い継がれる歌「カリーニョーゾ - Carinhoso」の作曲者、ピシンギーニャ (Pixinguinha)ことアウフレド・ダ・ホッシャ・ヴィアナ・フィーリョ (Alfredo da Rocha Vianna Junior)の人生と作品を描いた伝記映画。14歳で音楽の道に入ったときから、楽団と共にパリで過ごした日々、そして妻や家族との関係を描く。
『プレーザ』 PUREZA
◾️ブラジル北東部マラニョン州の奥地でプレーザは息子のアベウとレンガ作りに励む。より良い暮らしを求め、息子はアマゾンの金鉱堀りに賭けようと決心する。音信が途絶えて数か月、プレーザは息子探しの旅に出る。町々を巡り、農場に潜り込み、農村労働者を勧誘・監禁する残酷な仕組みを発見する。労働現場の虐待を監視し責任者を処罰する特別部隊設立のきっかけとなったプレーザ・ロペス・ロヨラの実話に基づく。ブラジル全土における奴隷労働撲滅を目指す史上初の取り組みだった。
『エドゥアルドとモニカ』 Eduardo e Mônica
◾️ 80年代ブラジルの有名ロックバンドのボーカル兼ソングライターが作曲し、多くの世代を育んだ同名の曲に基づくラブストーリー。正反対でありながらお互いのために生まれたようなカップルのロマンスは、老若男女の心に響くだろう。2人は年齢も離れ星座も音楽の好みもライフスタイルも大きく異なるのに強く魅かれ合う。ラブストーリーであると同時に、あの時代のブラジルの若者の楽しみや迷い、仕事の抱負や愛する人との交際を活写した作品。
『サウダージを胸に』 Saudade Fez Morada Aqui Dentro
◾️ブルーノは15歳の少年で、自分を取り巻くマッチョな文化の生み出す暴力や偏見に目をつぶってきた。しかし退行性疾患により徐々に視力を失っていく。思春期を過ごしながら、ブルーノはこの変化に学び、異なる目で人生を見つめなければならない。
『天使たちのテーブル』 O Clube dos Anjos
◾️謎めいたシェフが企画した豪華な宴会で、旧友たちはかつての友情を取り戻していく。しかし、美食三昧と喜びに満ちた魔法のような一夜が明けると、1人が亡くなっている。死は宴会となんらかの関係があるのだろうか?彼らはその後、誘惑に負けず宴会に行きたいという衝動を抑えられるのか?
上映予定まとめ
上映予定をわかりやすいように、まとめました!!!↑
詳細はわかりませんが、3月8日(金) 18:20からの『エリス&トム』の上映は、映画祭のオープニングセレモニーも兼ねているようですよ!
注意したいのは、『エリス&トム』は、週末には上映されません。
音楽関連の『エリス&トム』と『ピシンギーニャ‐愛情深い男』を1日で見たかったら、3月11(月)か、3月13日(水)に可能です。有給取っちゃいましょうかね!?
おまけ: IMDb((Internet Movie Database)による点数
そうは言っても、何を観たらいいか決められない方のために、 IMDbでのRATING を紹介します。他人の感想を気にしたくない人は見ないでね!
『エリス&トム』 7.9 / 10
『ピシンギーニャ‐愛情深い男』 6.8 / 10
『プレーザ』7.7 / 10
『エドゥアルドとモニカ』7.3 / 10
『サウダージを胸に』 8.2 / 10
『天使たちのテーブル』 6.3 / 10
劇映画の中では、『サウダージを胸に』と『プレーザ』が高得点ですね。
リンク
渋谷・ユーロスペース
https://x.com/euro_space/status/1762091598673031544?s=20
駐日ブラジル大使館SNS
▶︎ Instagram
▶︎ X(旧Twitter)
ここから先は
世界の音楽情報誌「ラティーナ」
「みんな違って、みんないい!」広い世界の多様な音楽を紹介してきた世界の音楽情報誌「ラティーナ」がweb版に生まれ変わります。 あなたの生活…