
[2018.07]世界のヒップホップ ストリートミュージックは鳴り止まない⑤ 〜キューバ・中米・カリブ〜
●キューバ
文●ダーリンsaeko text by DARLING.SAEKO
アラマル地域からマイアミへアンテナを高く伸ばすと、向こう側(アメリカ)の音楽が流れてくる。80年代後半、キューバの若者たちが、HIPHOPに耳を傾け始めた。〈BONCHES〉(ボンチェス)と呼ばれた仲間うちの集まりは、その後大きなムーブメントへと発展。(後に〈Local de la Moña〉略して〈MOÑA〉と呼ばれるようになる)
94、95年は、CUBA HIPHOP史上最も重要な年であろう。Rodolfo Renzori(ロドルフォ・レンソリ)氏を中心に、初のフェス'Primer Festival De Rap'を開催。これを機に02年に、Obsesión(オブセシオン)のメンバーMagia López(マヒア・ロペス)がAjencia Cubana De Rap (ACR)を設立。03年には、雑誌「movimiento」が創刊。海外音楽ビジネスへのチャンスを切り開き、アーティストを世界へ送り出してきた。
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