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世界の音楽情報誌「ラティーナ」

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#MPB

[2015.10]今一番見たかったブラジルの若手女性歌手 最高の表現力と技術を持つチャーミングな歌姫 Tatiana Parra タチアナ・パーハ

[月刊ラティーナ2015年10月掲載記事] 文●ヂエゴ・ムニス texto por DIEGO MUNIZ  ブラジルポピュラー音楽界は、ここ数十年、様々な女性歌手を輩出してきた。ヴァネッサ・ダ・マタ、ホベルタ・サー、マリアナ・アイダールなどはそのなかでもブラジル音楽の伝統を再確認させた歌手たちである。  多様性豊かで競争率の高いこのシーンで、そのパーソナリティと音づくりの丁寧さが評判を得たのが、タチアナ・パーハだ。クリスタルのように透き通った声の持ち主で、数年のキャリア

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[2015.4]ホドリゴ・マラニャォンにおけるブラジル的混血 ⎯ A MISTURA BRASILEIRA DE RODRIGO MARANHÃO ⎯

[月刊ラティーナ2015年4月掲載記事] 文●ヂエゴ・ムニス texto por DIEGO MUNIZ  ホドリゴ・マラニャォン。今のブラジル若手アーティストのなかで最良の表現者のひとりと見なされていると言っても過言ではないだろう。作曲者、歌手、奏者、編者そしてプロデューサーであるカリオカは、ブラジルの音楽的多様性に賭けた音作りをする。  2014に発表された最新作である『Itinerário(「道程」の意)』は、バイアォン、サンバ・ヂ・ホーダ、マシーシ、サンバなどの要

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[2022.5]【中原仁の「勝手にライナーノーツ㉒」】 Verônica Ferriani 『Diário de Viagem Cantado』

文:中原 仁  2013年に初来日公演を行なった、サンパウロ州内陸出身のヴェロニカ・フェヒアーニ(1978年生まれ)。2003年、作曲家/ギタリスト、シコ・サライーヴァとの共演でプロ活動を開始した。サンバの名曲も歌い、ダニ・グルジェルを中心とするノヴォス・コンポジトーリスの一員としても活動。2009年、ビヂのプロデュースでデビュー・アルバム『Verônica Ferriani』を発表。シコ・サライーヴァとの双頭でシコ作品集のアルバム『Sobre Palavras』も発表した

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[2022.3]【連載シコ・ブアルキの作品との出会い㉑】 女性のために歌ったが、批判を受け、歌わないことを宣言した作品 – 《Com açúcar, com afeto》

文と訳詞●中村 安志 texto e tradução por Yasushi Nakamura  今年1月の終わり頃、リオから意外なニュースが飛び込んできました。軍政や大規模開発などを通じ、厳しいことの多かった60年代以降のブラジルにおいて、弱い立場にあった女性の身になって歌う歌を長年送り出しヒットさせてきたシコ・ブアルキが、その部類の名作とされるはずの曲の1つについて、フェミニスト運動家たちの批判も踏まえ、「この歌は、自分のレパートリー(作品目録)から除外し、今後は歌い

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[2022.3]【中原仁の「勝手にライナーノーツ⑳」】 Bala Desejo 『 SIM SIM SIM』

 20代の若者たちが、トロピカリアと70年代MPBのDNAを2020年代にアップデート! そうぶちあげよう。気合を入れて書いたので長編になります。  ハイスクール時代からの友人である、現在25歳前後の男女4人が結成したバンド、バラ・デゼージョ(Bala Desejo)。リオのインディー・ポップ第3世代のオールスター・グループが、ファースト・アルバム『SIM SIM SIM』の<Lado A>(A面)を2022年1月に、<Lado B>(B面)を2月にリリースした。  バラ

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[2022.2]いま最も輝ける存在、サンパウロの女性シンガー、ヴァネッサ・モレーノ(Vanessa Moreno)へのロング・インタビュー

音、沈黙、強烈な感情。世界を感じ、それと相互に作用する歌とインストゥルメンツ。ブラジル音楽の新しい可能性を探るダイビングへのご招待。サンパウロの女性シンガー、ヴァネッサ・モレーノ(Vanessa Moreno)へのロング・インタビュー インタビューと文●伊藤亮介(大洋レコード)  サンパウロの新潮流、ノーヴォス・コンポジトーレスから彗星のように出現したスター。ヴァネッサ・モレーノの歌とフィ・マロスティカのベースからなる異色のデュオ作『Vem Ver』で我々の度肝を抜いてか

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[2022.2]【中原仁の「勝手にライナーノーツ⑲」】『Elza Soares & João de Aquino』

文●中原 仁  1月20日、91歳で大往生した永遠のディーヴァ、エルザ・ソアレス。本誌の追悼記事にもあったように、世を去る2日前までDVDを収録、堂々たる現役のまま旅立った。  遺作となったアルバム『Planeta Fome』は「2019年ブラジル・ディスク大賞」関係者部門で10位にランクイン。僕は即決で関係者投票の1位に推した。晩年とは思えない勢いで歌い続け、守りに入ることなく攻め続けたエルザ。ジャイルス・ピーターソンのドキュメンタリー映画『Brasil Bam Bam

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[2002.6] 没後20年に改めて彼女のいない20年間を振り返る「検証 ⎯ 永遠のエリス・レジーナ」[アーカイヴ記事]

文●國安真奈 text by MANA KUNIYASU  60年代後半、衰退するボサノヴァを尻目に、超新星のようにミュージックシーンに現れ、以降20年足らずの間に一時代を築き上げた天才エリス·レジーナ。彼女が亡くなり、去る1月19日で早20年が過ぎた。祖国ブラジルでは、その生涯を描いたミュージカルやテレビ·ドラマ、長編映画など、さまざまなオマージュが企画されたが、中でも注目を集めたのが、年頭から上演されたミュージカル「エリス ⎯⎯ エストレーラ·ド・ブラジル (ブラジルの

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[2021.10]【シリーズ:ブラジル音楽の新しい才能⑤】 マジュール(Majur)

 e-magazine LATINA によるブラジルのポピュラー音楽の中で頭角を現し始めた新しい才能を紹介するシリーズです。レポートは、ブラジル人音楽ジャーナリストのヂエゴ・ムニス。今回は、ブラジルの音楽的表象性を歌う2人の歌手を紹介します。 ※こちらの記事は、10/27からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。 文●ヂエゴ・ムニス(Diego Muniz) マジュール(Majur|左)とイラン(Hiran|右)と満面の笑みのカエターノ・

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[2021.10] マリーザ・モンチ 国内独占最新インタビュー|Newアルバム『Portas』 CDリリース決定!

Marisa Monte ©️Leo Aversa e-magazine LATINAの定期購読はこちらから。 インタビュー・文●中原 仁  EMI(現UNIVERSAL)からSONYに移籍したマリーザ・モンチの、スタジオ録音のオリジナル・アルバムとしては『O Que Você Quer Saber de Verdade(あなたが本当に知りたいこと)』から10年ぶり、待ちに待った最新作『Portas(ポルタス)』が配信でリリースされたのは、2021年7月1日、マリー

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カエターノが、ソニーミュージック移籍第1弾シングルをリリース

 ラテン・グラミー賞を13回、グラミー賞「最優秀ワールド・ミュージック・アルバム」を2度受賞したブラジルを代表するシンガー・ソングライター、カエターノ・ヴェローゾがテクノロジーとインターネットに思いを馳せる新曲「アンジョス・トロンショス(歪んだ天使たち)(Anjos Tronchos)」を9月17日、デジタル・リリースした。同曲はソニーミュージック移籍第1弾であり、数ヶ月内に予定されている新作に収録される。 ■「アンジョス・トロンショス(歪んだ天使たち)」の試聴はこち

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[2021.09]【シリーズ:ブラジル音楽の新しい才能④】 ドラ・モレレンバウム(Dora Morelenbaum)

 e-magazine LATINA によるブラジルのポピュラー音楽の中で頭角を現し始めた新しい才能を紹介するシリーズです。レポートは、ブラジル人音楽ジャーナリストのヂエゴ・ムニス。まずは、ブラジル音楽史に名を刻む偉大な音楽家の遺伝子を受け継ぐ才能から数名紹介します。  本エントリーは、9/17(金)からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。  ジョアン・ジルベルト、カエターノ・ヴェローゾ、マリーザ・モンチ、シコ・セザールなど才能を持つ

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[2021.09]【シリーズ:ブラジル音楽の新しい才能③】 チン・ベルナルヂス(Tim Bernardes)

 e-magazine LATINA によるブラジルのポピュラー音楽の中で頭角を現し始めた新しい才能を紹介するシリーズです。レポートは、ブラジル人音楽ジャーナリストのヂエゴ・ムニス。まずは、ブラジル音楽史に名を刻む偉大な音楽家の遺伝子を受け継ぐ才能から数名紹介します。 本エントリーは、9/17(金)からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。  ジョアン・ジルベルト、カエターノ・ヴェローゾ、マリーザ・モンチ、シコ・セザールなど才能を持つ数

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[2021.09]【シリーズ:ブラジル音楽の新しい才能②】 マリア・ルイーザ・ジョビン(Maria Luiza Jobim)

 e-magazine LATINA によるブラジルのポピュラー音楽の中で頭角を現し始めた新しい才能を紹介するシリーズです。レポートは、ブラジル人音楽ジャーナリストのヂエゴ・ムニス。まずは、ブラジル音楽史に名を刻む偉大な音楽家の遺伝子を受け継ぐ才能から数名紹介します。 本エントリーは、9/10(金)からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。  ジョアン・ジルベルト、カエターノ・ヴェローゾ、マリーザ・モンチ、シコ・セザールなど才能を持つ数

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