世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2021.09]弦楽とのトリオ編成で聴かせる新しい三枝伸太郎サウンド
+5

[2021.09]弦楽とのトリオ編成で聴かせる新しい三枝伸太郎サウンド

文●鈴木一哉  作曲家、ピアニストとして幅広い活動を展開する三枝伸太郎が、新たなプロジェクトであるトリオ編成によるファースト・アルバム『TRIO』を発表した。彼本来の音楽性を反映する究極のアンサンブルであるオルケスタ・デ・ラ・エスペランサ(以下、本稿中ではエスペランサとして言及される)のメンバーでもある2人、吉田篤貴のヴァイオリン、島津由美のチェロと彼自身のピアノからなる三重奏であり、現在性に溢れる三枝のオリジナル作品と並んでタンゴ名作を原曲の旋律を尊重しつつ独自のサウ

スキ
6
【追悼】アルゼンチンはもちろん、世界に讃えられたタンゴ歌手 阿保郁夫さんを偲んで
+8

【追悼】アルゼンチンはもちろん、世界に讃えられたタンゴ歌手 阿保郁夫さんを偲んで

文●飯塚久夫(日本アルゼンチンタンゴ連盟、日本タンゴアカデミー 会長)   去る9月1日、日本を代表するタンゴ歌手、阿保郁夫が他界した。1937年4月20日生まれ、84歳だった。  1961年、NHK「歌の広場」でタンゴ歌手としてデビュー。64年2月には藤沢嵐子、早川真平とオルケスタ・ティピカ東京(47年麹町“クラブ・エスカイヤ”で結成)とともにアルゼンチン始め中南米7カ国で9ヶ月にわたり公演、アルゼンチンで2枚、ペルー、エクアドル、コロンビアで各1枚のLPを録音した。

スキ
13
[2021.07]【ピアソラ~生誕100年】超実用的ピアソラ・アルバム・ガイド on Spotify Part 10

[2021.07]【ピアソラ~生誕100年】超実用的ピアソラ・アルバム・ガイド on Spotify Part 10

文●斎藤充正 texto por Mitsumasa Saito [著者プロフィール] 斎藤充正 1958年鎌倉生まれ。第9回出光音楽賞(学術研究)受賞。アメリカン・ポップスから歌謡曲までフィールドは幅広い。世界のピアソラ・ファンがピアソラのバイブル本として認めている『アストル・ピアソラ 闘うタンゴ』の著者であり、ピアソラに関する数々の執筆や翻訳、未発表ライヴ原盤の発掘、紹介などまさにピアソラ研究の世界的第一人者。 ※こちらの記事は、7/7からは、有料定期購読会員の方が読

スキ
16
東京タンゴ祭復活!演奏力の高さを世界が認める日本のタンゴ界から代表的4バンドが登場!

東京タンゴ祭復活!演奏力の高さを世界が認める日本のタンゴ界から代表的4バンドが登場!

文●西村秀人 texto por Hideto Nishimura  来たる7月2日、東京タンゴ祭2021が実施される。「タンゴ」がユネスコの無形文化遺産に登録された翌年の2010年以来、日本のタンゴ演奏家を一堂介して開催された人気イベントで、毎年のように開催されてきていたが、タンゴに限らず、このコロナ禍の中で、音楽家にとってライヴ活動を行うのが厳しい状況の中、しかるべき感染対策をもってこうしたコンサートが復活されるのは大変に意義深い。  演奏予定曲目も出てきているので、そ

スキ
12
[2014.04]京谷弘司インタビュー|ティピカ東京、そしてピアソラとの出会い……
「タンゴの垢」を身につけたマエストロ

[2014.04]京谷弘司インタビュー|ティピカ東京、そしてピアソラとの出会い…… 「タンゴの垢」を身につけたマエストロ

文●鈴木多依子 texto por TAEKO SUZUKI 本記事は月刊ラティーナ2014年4月号に掲載された記事です。 ◉東京タンゴ祭 2021 スペシャル 現在の日本タンゴ界を支えている4つのグループと歌手たちが出演! ■HP http://www.campeonatoasiatico.com/wp_tf/ ■2021年7月2日(金) 16:30 開場 17:00 開演 ■料金 ¥4,800 全席指定(税込み) ■会場 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール

スキ
3
[2021.06]【ピアソラ~生誕100年】超実用的ピアソラ・アルバム・ガイド on Spotify Part 9

[2021.06]【ピアソラ~生誕100年】超実用的ピアソラ・アルバム・ガイド on Spotify Part 9

文●斎藤充正 texto por Mitsumasa Saito [著者プロフィール] 斎藤充正 1958年鎌倉生まれ。第9回出光音楽賞(学術研究)受賞。アメリカン・ポップスから歌謡曲までフィールドは幅広い。世界のピアソラ・ファンがピアソラのバイブル本として認めている『アストル・ピアソラ 闘うタンゴ』の著者であり、ピアソラに関する数々の執筆や翻訳、未発表ライヴ原盤の発掘、紹介などまさにピアソラ研究の世界的第一人者。 ※こちらの記事は、6/9からは、有料定期購読会員の方が読

スキ
7
[2021.05]【ピアソラ~生誕100年】超実用的ピアソラ・アルバム・ガイド on Spotify Part 8

[2021.05]【ピアソラ~生誕100年】超実用的ピアソラ・アルバム・ガイド on Spotify Part 8

文●斎藤充正 texto por Mitsumasa Saito [著者プロフィール] 斎藤充正 1958年鎌倉生まれ。第9回出光音楽賞(学術研究)受賞。アメリカン・ポップスから歌謡曲までフィールドは幅広い。世界のピアソラ・ファンがピアソラのバイブル本として認めている『アストル・ピアソラ 闘うタンゴ』の著者であり、ピアソラに関する数々の執筆や翻訳、未発表ライヴ原盤の発掘、紹介などまさにピアソラ研究の世界的第一人者。 ※こちらの記事は、5/12からは、有料定期購読会員の方が

スキ
13
小松亮太インタビュー (1)  著作「タンゴの真実」編

小松亮太インタビュー (1) 著作「タンゴの真実」編

 文●吉村俊司  ピアソラ生誕100周年というタンゴ界にとってひとつの節目の年である今年、著書『タンゴの真実』を発表し、またアルバム『ピアソラ:バンドネオン協奏曲 他』のリリースを控える小松亮太氏にお話を伺った。  白状しておくとこのインタビュー、当初はアルバムについて語っていただくのがメインの予定だった。しかも私が彼の著書を手にしたのはインタビュー当日の朝。そんなわけで、本についてはどの程度お話を聞けるか未知数の状態で臨んだのだが、いざ話が及ぶとものすごい熱量で大いに語

スキ
18
[2016.06]連載 小松亮太のタンゴ場外乱闘 #1 編曲残酷物語

[2016.06]連載 小松亮太のタンゴ場外乱闘 #1 編曲残酷物語

文●小松亮太 text by RYOTA KOMATSU  小松亮太さんの著書『タンゴの真実』が発売されたことを記念して、過去の月刊ラティーナに連載した記事を掲載致します。  「30歳代近辺の読者と年齢も近く、実力も知名度もある亮太さんにぜひ新連載を」というお話をいただいた。タンゴに纏わる、なるべく今まで語られて来なかったこと(裏話から専門的な音楽論、個人的体験記から与太話まで)を中心に一生懸命書かせていただこうとは思うが、そもそも冒頭に挙げた坂本 悠さん(本誌スタッフ)

スキ
3
[2016.07]連載 小松亮太のタンゴ場外乱闘 #2 昔よりも現在の方がずっといいことだってあるぞ!

[2016.07]連載 小松亮太のタンゴ場外乱闘 #2 昔よりも現在の方がずっといいことだってあるぞ!

文●小松亮太 text by RYOTA KOMATSU  小松亮太さんの著書『タンゴの真実』が発売されたことを記念して、過去の月刊ラティーナに連載した記事を掲載致します。  早くも連載第2回目である。さあどうしよう。人というものは現在の話題に惹かれるものなのだし、僕だって昔話しかできないタンゴ・マニアのようにはなりたくない。難しいけれども、半世紀前には力を失い始めたと言われるこのジャンルだからこそ「昔は良かった」だの「また誰かが死んだ」というのではない、前向きなコラムに

スキ
3