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Web版 2023年1月

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2023年1月に新規にアップした記事のみが収められているマガジンです。こちらでアーカイブ記事は読めませんので、アーカイブ記事も購読するには定期購読マガジンの「ラティーナ」(月額9…
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#ブラジル

[2023.1]【連載シコ・ブアルキの作品との出会い㊳】厳しい戦いの歌のB面で美しく響く — Desalento

文と訳詞●中村 安志 texto por Yasushi Nakamura  この連載の27回目で、シコ・ブアルキが、弾圧を逃れ生活していたローマから帰国してすぐに、真正面から体制を批判してみせたApesar de vocêという、とても重い内容の作品を紹介しました。  シコの長い活動の中でも、最も厳しい圧力を受けていた頃の作品と位置付けられる作品で、祖国の状況が改善していると思って戻ったというのに、むしろ人権抑圧は深刻化していたことが後で判った中でも、この曲を世に出すこ

[2023.1]【中原仁の「勝手にライナーノーツ」㉚】 Moa Vive 『Moa Vive』

文:中原 仁  「2022年ブラジル・ディスク大賞」の関係者投票で僕が3位に選んだのが、亡きバイーアの偉人、メストリ・モア・ド・カテンデー(Mestre Môa do Katendê)の『Raiz Afro Mãe』だった。SpoifyやApple Musicにはシングル扱いで12曲アップされているが、実質的にはアルバムになる。  2022年11月には『Raiz Afro Mãe』の続編にあたる『Moa Vive』がデジタル・リリースされた。このアルバムを紹介しよう。

[2023.1]【連載アントニオ・カルロス・ジョビンの作品との出会い㉞】ミウーシャを本当に治してしまったという、まじない師への電話 - Dinheiro em penca

文と訳詞●中村安志 texto e tradução por Yasushi Nakamura  ボサノヴァ以降のブラジルポップス界で活躍した作詞家に、カカーゾ(本名:アントニオ・カルロス・フェレイラ・ジ・ブリット)という人がいます。惜しいことに、43歳という若さで、心臓麻痺のため他界しましたが、個性的な歌をいくつも残しました。  長く愛されている作品といえば、例えば、名手エドゥ・ロボとの共作で、「俺はブラジルの男/背格好は平均程度/誰かに首ったけ・・・」と歌う、Lero

[2023.1]2022年ブラジルで流行った音楽

文と写真●島田愛加 ブラジル音楽は一度ハマったら出口がない! 日本の22.5倍に及ぶ広大な面積、多様な人種から生まれたブラジル人が作り出す音楽はいつも創造性にあふれています。インターネット時代にもかかわらず、地域によって音楽のトレンドが異なるのも大きな魅力の1つです。  ブラジル各地のレポートもしたいところですが、今回はブラジル人の約70パーセントが利用しているストリーミングサービスのヒットチャートとソーシャルメディアからみるトレンドを元に、2022年にブラジルで流行っ

[2023.1]2022年ブラジルディスク大賞 関係者投票③

※関係者投票の内容を五十音順でご紹介します。 (カタカナ表記のものは国内盤として発売されています) ●濱瀬元彦1、4のモニカさんは素晴らしいが、4のメマーリは自分を出しすぎ。2のエリアーヌは歌手キャリアとしては最高の作品。3、 傑作。5、二人の超絶技巧を楽しもう。 6、“São” は彼としてもっとも聴きやすい作品となった。7、ジョイスの未発表録音のリリース。8、ヴェロニカがサブスクでのみ発表している作品群の一つ。9、貴重な作品。10、非常に質の高いアバンギャルド。一方、ミナ

[2023.1]2022年ブラジルディスク大賞 関係者投票②

※関係者投票の内容を五十音順でご紹介します。 (カタカナ表記のものは国内盤として発売されています) ●高木慶太1. POSS / Proteja Os Seus Sonhos, Vol.2 2. レチエレス・レイチ & オルケストラ・フンピレズ / モアシール・ヂ・トドス・オス・サントス 3. João Donato / Serotonina 4. マルセロ・ガルテル / バシア・ド・コブリ BACIA DO COBRE / バシア・ド・コブリ/MARCE

[2023.1]2022年ブラジルディスク大賞 関係者投票①

※関係者投票の内容を五十音順でご紹介します。 (カタカナ表記のものは国内盤として発売されています) ●麻生雅人分かりやすいアフロ・ブラジル・サウンド部分をそぎ落として歌声と音響の溶け合い方を深化させたシェニア・フランサの2作目は10年の1度の名盤だと思う。バッコ・エシュー・ド・ブルーズも歌心にヤラれた。黒人意識の日に合わせてリリースされたプロジェクト作品「POSS」第二弾では世代やジャンルを超えて黒人アーティストが交流した。Youtubeで注目されていたアギネス・ヌニスも満

[2023.1] 決定! ブラジルディスク大賞2022

本誌とJ-WAVEの長寿番組「サウージ!サウダージ・・」が共同主催、27回目を迎えたブラジル音楽の年間アルバム・ベスト10「2022年ブラジル・ディスク大賞」。一般投票(総数2,933票)、関係者投票のベスト10が決定しました。   ビッグ・アーティストの新作リリースが重なり、過去5年間で最多得票となった2021年には及ばなかったが、2020年を上回る得票数となった。投票に参加してくださった皆様、ありがとうございました。   関係者投票は18名の選者が各10作品を選出し、1位