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Web版 2021年12月

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#ウルグアイ音楽

[2021.12] ウルグアイの新星、ナイール・ ミラブラット。その頭脳、 マルティン・イバラの音楽キャリアを知るための特別インタビュー

文●宇戸裕紀  2021年、衝撃のルベン・ラダの初来日で大いに盛り上がったウルグアイ音楽シーン。その新世代を代表する存在に2021年、一躍躍り出たのがMartin Ibarra(マルティン・イバラ)率いるNAIR MIRABRAT(ナイール・ミラブラット)。ピッポ・スペラ、ウーゴ・ファトルーソ、ハイメ・ロス、エドゥアルド・マテオといったマエストロたちの足跡を現代的な視点から見事に昇華したカンドンベ・ジャズのマスターピース『JUNTOS AHORA』は多くのリスナーたちを

[2021.12] 来日記念! ルベン・ラダの軌跡を辿る・拡大版 Part 3

文●斎藤充正 texto por MITSUMASA SAITO [著者プロフィール] 1958年鎌倉生まれ。第9回出光音楽賞(学術研究)受賞。アメリカン・ポップスから歌謡曲までフィールドは幅広い。世界のピアソラ・ファンがピアソラのバイブル本として認めている『アストル・ピアソラ 闘うタンゴ』の著者であり、ピアソラに関する数々の執筆や翻訳、未発表ライヴ原盤の発掘、紹介などまさにピアソラ研究の世界的第一人者。ピアソラやタンゴに留まらず、アルゼンチンやウルグアイのロックに関しても

[2021.12]現代ウルグアイ音楽事情(後編)

文●谷本雅世 texto por Masayo Tanimoto (PaPiTaMuSiCa)  前編では現代ウルグアイ音楽の主に男性アーティストについて紹介してきた。後編では現在も活躍中のベテランから新人にいたる新旧女性アーティストについてご紹介していきたい。ブラジルとアルゼンチンの両大国に挟まれた南米の小国ウルグアイでは様々な音楽が絶妙に交じり合い、影響を受けながらも独自の進化を遂げてきている点についてもその中で特筆したい。歌手や演奏者たちは、自身の国のアイデンティティ