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[2021.03]アルバム『次世界』 発売記念コンサートに向けて
文●編集部
1/20にリリースされた宮沢和史のニューアルバム『次世界』。コロナ禍で制作され、今もまだ続いているこの状況で “未来” へ向けてのメッセージが込められた作品となっている。
アルバムリリースを記念してのライブが今週末開催される。(東京:3/6、大阪:3/8)リリース時のインタビューでは、このライブを「コロナ禍だからこそ鳴り響くロックっていうのがあるはずなので、その“点”を探していくことになる」と語っている。
リリース後の反響やこのライブへの意気込みなどを、改めて聞いてみた。
── アルバム『次世界』が発売され周囲の反応はいかがでしたでしょうか?宮沢さんのもとに、どんな声が届いていますか?
宮沢 「聴いたよ、良かった」と知り合いなどからの反応がいつも以上に多いと感じました。
ファンの方からいただいた感想の一つに「宮沢が帰ってきた気がする」というものがありました。前作のアルバムは復帰第一弾でしたので、内面を晒すような私小説的な要素が強かったですが、今回は外に向けたメッセージアルバムなので、そう感じる方がいるんだろうなと思いました。
── 今は地方へは行けない状況で、リリースのプロモーションはリモートでやられていたようですが、手応えはどうでしたか?
宮沢 各地域の放送局からの反応もいつも以上に大きい気がしました。ただし、コロナ禍で緊急事態宣言下にありましたから充分なプロモーション活動はできませんでした。自宅でひとり数十本の各放送局へのコメントを収録し送ったり、リモートでラジオ出演したり、アンケートで答えたりと、やれることはやりました。
── 再度、緊急事態宣言が発令されましたが、どのように過ごされていましたか?以前と変わりないですか?何か新しく加わったルーティンなどありますか?
宮沢 前回よりはコロナに関しての知識が増えたので、不安感は少しは減りましたが、一度も東京都を出ることはしませんでした。極端に言えば、入院患者さんは別として、すべての人間が2週間誰とも会わなければ終息するわけですから、100%は不可能だとしても、なるべく人には会わないよう心がけています。コンサートが近づいているので、体力作りは以前よりしています。
── コンサートを実施するにあたって、意気込みなどをお聞かせいただければと思います。
宮沢 久しぶりのフルバンドによる単独フルコンサートです。分厚いサウンドで宮沢のこれまでの音楽人生で生まれた曲を新旧交えて表現します。新しいバンドです。
── メンバーの方々について、教えてください。気心知れた深い関係のメンバーもいらっしゃいますが、新しく加わったメンバーの方も含め音を合わせていかがでしたか?
宮沢 今回のアルバム『次世界』に参加した主要メンバーで構成されています。高野寛君が久しぶりにギターを弾きまくるのも見どころです。ベースの楠君との出会いは大変大きいです。素晴らしいベーシストです。
── ライブに来られる皆さん、来られないけど楽しみにされていた皆さんにメッセージをお願いします。
宮沢 今これを書いている時点で、100%確実に開催できるか断言できないのが苦しいですが、しっかり準備を進めています。2021年の宮沢と、32年間歩いてきた宮沢が一つになって新しい次元の音楽に昇華できることを願っています。
(ラティーナ2021年3月)
宮沢和史 コンサート2021
【次世界】~NEW ALBUM「次世界」発売記念ライブ
◆東京公演(SOLD OUT)
【日時】2021年3月6日(土) 開場 15:00 / 開演16:00
【会場】EX THEATER ROPPONGI
◆大阪公演
【日時】2021年3月8日(月) 開場 17:30 / 開演18:30
【会場】なんばHatch
【問い合わせ先】キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888 月-土11:00~16:00
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