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[2020.09]宮沢和史コンサート「未来飛行士」 ライヴレポート

文●東 千都(ラティーナ編集部) 写真●ハヤシマコ

 各地で最高気温が更新されるような猛暑が続く中、終戦記念日8/15に大阪で宮沢和史のコンサート「未來飛行士」が開催された。チケット発売当時の感染者数はそれほどでもなかったが、7月末から大阪でも感染者数はどんどん増えていき、この状況で大阪に来ることを諦めた人も多くいたと思う。開催する側もかなり悩んだと思うが、予定通り開催すると決めたことを知り、こちらも腹を括り万全の安全対策をして行くことに決めた。

 場所は新大阪から地下鉄で3駅という場所にある、服部緑地の野外音楽堂。公園内は名前通り緑が多く、地元の人たちの憩いの場所であるようだ。このご時世なので、マスク着用必須、新型コロナウイルス接触確認アプリのダウンロードや大阪コロナ追跡システムのコード取り込み、検温、手指消毒など、入場時に求められることは多かったが、みなさん全て納得して入場。
やはりここから感染者を出してはいけないという気持ちが強くあったのだと思う。

 会場の音楽堂はすり鉢状となっており客席後方は芝生、ステージの後ろにも客席が設けられている。なかなか素敵な会場だ。
 感染防止のため、座席は隣同士は1席ごとに空け、前後もずらして座るようになっていた。これでガイドラインのキャパ50%ということになるのだろう。
 同時にライヴ配信も行うため、カメラもスタンバイしている。

 開演までのBGMは、ずっとアントニオ・カルロス・ジョビン。このBGMで気持ちが盛り上がりつつも、ちょっとした緊張感と久しぶりの生音ライヴのワクワク感を感じつつ開演を待つ。開演は16時、でもまだ日差しは強く、とても暑かった。これが野外の厳しさではあるが、久しぶりゆえそれもなぜか嬉しく思う。

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