ディエゴ・スキッシ(Diego Schissi)の音楽的影響を知るためのアンケート
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ディエゴ・スキッシ(Diego Schissi)の音楽的影響を知るためのアンケート

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[月刊ラティーナ2016年5月号「新しい世界の作曲家」特集より]

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ディエゴ・スキッシ(Diego Schissi)1969年ブエノスアイレス生まれ。マノロ・フアレス、ダニエル・モンテスに師事。オルケスタ・エミリオ・バルカルセタンゴ学校卒。タンゴと現代音楽の接点を高みへと導くアルゼンチン音楽界で最も注目を集める開拓者。
12月11日AM9時〜 Cribas + Diego Schissi Quinteto 初の共演コンサート


Q1.どういう音楽を聴いて育ったんですか。特に好きだった作曲家や演奏家はいますか。

Diego Schissi 常に異なるジャンルの音楽を聴いていました。ロック、ジャズ、タンゴ、クラシック音楽、歌もの……子供の頃から作家であった父親が書くためにかけていたCDを聴いていました。そこから私のインストゥルメンタルへの愛が始まりました。モリコーネ、ロタ、バッハ、ベートーベン、ピアソラなど。常に演奏家よりも作曲家の方に興味を感じていました。それは今も変わりません。

Q2.(1)どんな楽器が演奏できますか。(2)作曲に使う楽器はなんですか。(3)どんなことが作曲のインスピレーションになりますか。(4)どんな時に作曲しますか。

Diego Schissi ピアノとギターを少々。作曲にはピアノを使い、様々な事からインスピレーションを受けます。アイデアは時にインプロビゼーションから生まれ、意図的に発射装置のように生み出すこともあります。理性的に処理しすぎないように務めますが、そういったアプローチを楽しんでしまう事もありますけどね。それぞれのアプローチで異なるタイプの音楽が生まれるので常に同じ方法を使う事はなく、常に変えるようにしています。

Q3.(1)初めて曲を書いた時のことを覚えていますか。(2)それは何がきっかけでしたか。

Diego Schissi 作曲し始めたのはとても小さい頃で、6~7歳から始めました。まだピアノがなくて最初の頃の曲はギターで作りました(本当にすごく単純なものです)。もう少し大きくなってから、キーボードを手にしてオリジナルの歌詞とともに歌を作るようになりました。思春期になってからインストに身を投じるようになりました。

Q4.音楽家としてキャリアを積んていく中で、特に大きな影響を受けた人はいますか。

Diego Schissi 最も私の作曲スタイルに影響を与えた音楽家を挙げるとしたらピアソラを選びます。一番はピアソラですが、一方で古典タンゴ、バッハ、ブラームス、ストラヴィンスキー等にも沢山の影響を受けました。

Q5.同時代の作曲家で注目している人はいますか? それは誰ですか?

Diego Schissi 現代の作曲家で好きなのはジョン・アダムス、マリア・シュナイダー、ギジェルモ・クライン、ディノ・サルーシ、フアン・キンテーロ、トーマス・ニューマン、ジャンゴ・ベイツ、思いつくままに挙げました。

Q6.優れた作曲家には何か共通する点があると思いますか? それはどんなところですか?

Diego Schissi 複雑な音楽を生みだし発掘することに興味を持つと同時に、音符の向こう側にあるプリミティブで普遍的な感情と結びつける作曲家が私は好きなんだと思います。

Q7.(1)作曲家としてのあなたのチャーム・ポイント、他の人と違う点はどんなところにあると思いますか。(2)これから生まれてくる曲を楽しみにしていますか。

Diego Schissi 自分自身について語るのは難しいです。強いて言えば自分が作曲したいと感じる音楽を見つけるのに忍耐強いところでしょう。あるモチーフがその形を見いだすまで待つ事を学びました。だから私は諦めないんです。自分の心を揺り動かす曲が訪れないうちは「可能性を秘めたアイデアボックス」に入れておいて生まれるその瞬間まで待つのです。

Q8.これまでの人生で、最も数多く聴いたアルバムを5枚挙げてください。

Diego Schissi 
 ●Johannes Brahms 『El Concierto para piano #2』

 ●Astor Piazzolla 『Prepárense』

 ●Maurice Ravel 『Concierto para piano en Sol Mayor』

 ●Nino Rota 『Amarcord (OST)』


 ●King Crimson『Red de Fripp』

Q9.今後の予定について教えてください。

Diego Schissi 2016年6月にディエゴ・スキッシ・キンテートで『ティンバ』という新譜のレコーディングをします。私たちの4枚目の作品で、日本でも発売されることを願っています。

 (月刊ラティーナ2016年5月号掲載)

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