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[2016.05]アンドレ・メマーリ【新しい世界の作曲家 - フォークロア、プリミティブ、うた、器楽、革新 -】

アンドレ・メマーリ(André Mehmari)

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●プロフィール
1977年、リオ州ニテロイ市で生まれた。5歳より音楽を専門的に学び、10歳より独学でジャズ、即興音楽を学び作曲も始める。その頃からプロとしてピアノ、オルガンのコンサートに出演。15歳の頃には音楽院でオルガン、ピアノを教えるようになる。ブラジルが生んだ現代最高のピアニストと讃えられる彼は、作曲家、アレンジャーとしての活躍の場も多様だ。

『As Estações Na Cantareira』(2015)

Q1.どういう音楽を聴いて育ったんですか。特に好きだった作曲家や演奏家はいますか。

A1. 家では等しくあらゆるタイプの音楽を聴きます。ヴィヴァルディからストラヴィンスキー、デューク・エリントンからミルトン・ナシメント、サンバからマドリガルまで、あらゆる音楽を。

 最初の子どもを授かったと判明した時、母が父から贈られたピアノの椅子に座っていたため、僕はあのピアノの椅子から生まれはじめたのだと聞かされてきました。僕が音楽的な環境に置かれはじめたときのことを明確にするのは難しいのですが、もしかするとまだ母のお腹にいたときからかもしれませんね。しかし確かに言えることは、その音楽的環境というのが非常に多様で豊かで、濃厚だったということです。母は、父からもらったそのピアノでショパン、ジョビン、ナザレーを弾き、どれかを強調するわけでもなく(等しく愛情をもって演奏し)、僕は誰の音楽であるかということを特に意識せずそのどれもが美しいと感じながら育ちました。そのことが、僕の音楽人生に影響をしているのだと思います。時が経つほどにそれは明確になっています。僕が関わる多様な音楽こそ、そこに境目がないことの証です。商業目的として音楽家や商売人によって作られたものでない限りの話ですが。これまでに出会った全ての音楽に大いに影響を受けましたし、そのそれぞれが僕の音楽的魂に触れ、僕自身の内面のを精錬することに寄与しています。これまでずっと西欧の偉大な音楽伝統とその作曲家たちについて勉強してきました。この学びは永遠です。

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