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[2022.1]2021年ブラジルディスク大賞 関係者投票②
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[2022.1]2021年ブラジルディスク大賞 関係者投票②

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※関係者投票の内容を五十音順でご紹介します。
(カタカナ表記のものは国内盤として発売されています)

●谷口 洋

会社員
地べた目線のブラジルウォッチャー。何を聴くも自由の自宅でお仕事生活もはや2年近く、もう戻れないかも。

メキシコ生まれブラジル育ち、今作でドナ・オネッチまで巻き込んだフランシスコ・エル・オンブレ、ソロとして汎ブラジル音楽を体現したマリーナ・セナ、父ソリモンイスとは異なるセルタネージョ道を往くガベウのほか、常時化学反応中のノルチで弾力いっぱいのポップ曲が目立った。功罪は別として基本のフォーマットが音楽配信に移行した当地。特にメジャー勢はシングルリリースが当然となり、作品としてここに挙げられないのが辛いところ。

1. Francisco, el hombre / Casa Francisco 

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2. ヨウン / Bxd in Jazz

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https://diskunion.net/latin/ct/detail/1008371528

3. Iza Sabino, Coyote Beatz / Glória

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4. Marina Sena / De primeira

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5. Luísa Sonza / DOCE 22

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6. Jean Tassy, Iuri Rio Branco / Amanhã

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7. Gabeu / Agropoc 

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8. Mussa / Dupla Personalidade

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9. Jeff Moraes / Tambor e Beat

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10. Getúlio Abelha / Marmota

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●田方春樹(lessthanpanda)

Web業界人/週末ギタリスト。
世界の音楽情報サイト「Música Terra(ムジカテーハ)」主宰。

カエターノやマリーザ・モンチなど大物の久々の新譜も素敵でしたが、今回は勢いや新しさを感じた作品やアーティストを中心に選出しました。さすがブラジル、今年も相当にレベルが高い作品が続々とリリースされ、伝統に則りつつも斬新でエッジの効いた数々の新しい作品に心踊らされ活力を与えられた一年でした。一方で、アーティスト達からは長引くパンデミックで国内政治への怒りや不満も漏れ聞こえ、心配なところでもあります。

1. アントニオ・ネヴィス / ア・ペガーダ・アゴーラ・エ・エッサ

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https://diskunion.net/latin/ct/detail/1008222823

2. Àbáse / Laroyê

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3. シルヴァ / シンコ

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https://diskunion.net/latin/ct/detail/1008361462

4. César Lacerda / Nações, Homens ou Leões

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5. Anat Cohen & Marcello Gonçalves / Reconvexo

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6. Ordinarius / Bossa 20 

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7. アマーロ・フレイタス / サンコファ

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https://diskunion.net/latin/ct/detail/1008308493

8. Guinga / Zaboio

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9. Deangelo Silva / Hangout

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10. Melim / Deixa Vir Do Coração

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●中原 仁

音楽・放送プロデューサー、選曲家。J-WAVE「サウージ!サウダージ」など制作。DJ、MC、トークイヴェントは激減(涙)。
 http://blog.livedoor.jp/artenia/

二強の影に隠れがちだが、リニケルは1位でも不思議じゃない大傑作。4位以下は順不同でいろんな分野から選んだ。このご時世、音楽から祝祭感が薄れぎみなのは仕方ないが、リモート録音が一般化して国境を越える距離感が縮まり、制作コストも軽減されたことは明るい兆し。でもこうなると、僕がブラジル録音に関わる仕事はなくなるな〜、なんて愚痴はさておき、各作品についての詳しいコメントをブログにアップしたのでご一読ください。

1. Caetano Veloso / Meu Coco

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2. マリーザ・モンチ / ポルタス

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3. Liniker / Indigo Borboleta Anil

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4. アントニオ・ネヴィス / ア・ペガーダ・アゴーラ・エ・エッサ

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https://diskunion.net/latin/ct/detail/1008222823

5. オルケストラ・アフロシンフォニカ / オリン - ア・リングア・ドス・アンジョス

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https://diskunion.net/latin/ct/detail/1008265353

6. ヨウン / Bxd in Jazz

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https://diskunion.net/latin/ct/detail/1008371528

7. Pedro Miranda / Da Gávea para o Mundo

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8. Domenico Lancellotti / Raio

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9. ジェニフェル・ソウザ / パシフィカ・ペドラ・ブランカ

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https://diskunion.net/latin/ct/detail/1008345037

10. Afroito / Menga

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●西島浩一郎

福岡のLOVE FM国際放送プロデューサー。博多ボサノヴァ奉行名義でライブ制作やDJも行う。ボサノヴァレコード収集家。コロナ渦中に国家資格を取得。ユニークな警備会社を起業。ブラジル音楽が分かるお洒落な制服の警備員を育て、警備業界に革命を起こします!

①はコロナ禍のお篭り事情を多分に意識した?「酒とバラの日々」「慕情」安定の正統派ボサノヴァ②はどんな境遇でも明るい未来を示唆した強いメッセージ。④は26歳!驚愕のジョビン集⑤と⑥は大御所の究極の温泉BGM。⑧はとろけるメローグルーヴ三昧なネオソウル⑩は生涯最後の自身名義のアルバム?長い在宅時間のストレスを一掃してくれた。レコード盤でしか購入せず、サブスクでしか聴かない消費行動と聴取環境。これでいいのか?

1. Celso Fonseca / Nossa Musica

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2. ゼ・マノエウ / 裸の心から

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3. グレッチェン・パーラト / フロール

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4. Ayrton Montarroyos / A Musica de Tom

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5. Nana Caymmi / Nana, Tom, Vinicius

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6. João Donato & Jards Macalé / Síntese Do Lance

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7. シルヴァ / シンコ

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https://diskunion.net/latin/ct/detail/1008361462

8. ヨウン / Bxd in Jazz

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https://diskunion.net/latin/ct/detail/1008371528

9. Jesse Harris & Vinicius Cantuaria / Surpresa

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10. 笹子重治 / プラタフォルマ

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https://happiness-records.com/discography/plataforma/


●ノビオ

フリーランス・プログラマー。バンドリンでショーロを弾く。

デジタルのリリースが若干古いものも含まれるのをご容赦願いたい。SESCのセンスの粋と気迫の歌がゼーの楽曲に結晶した①を最初に選んだ。②は絹のように滑らかな歌声とジャキスの制作による手練れの演奏による極上のMPB。③④をはじめエレキギター中心の好作品が目立った。いかにもミナスらしい⑤⑥⑦には和まされた。⑧は素晴らしかった前作からさらに色彩豊かになった。⑨⑩には女性らしい軽やかさがあり耳に心地良い。

1. Alaíde Costa & Zé Miguel Wisnik / O Anel - Alaíde Costa canta José Miguel Wisnik

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2. Mariana Nunes / Cantante

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3. Benjamim Taubkin & Rodrigo Bragança / Sobrevoo

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4. Michael Pipoquinha & Pedro Martins / Cumplicidade

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5. Maísa Moura / O azul daqui

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6. Barbara Casini & Toninho Horta / Viva eu - As canções brasileiras de Novelli

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7. Rodrigo Moreira / Eternamente como água que corre

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https://diskunion.net/latin/ct/detail/1008235743

8. Juliana Cortes / 3

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9. Mariana Zwarg Sexteto Universal / Nascentes

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10. Jazzmin's Big Band / Quando eu te vejo

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●濱瀬元彦

ジャズ・ベーシスト
「濱瀬元彦E.L.F.Ensemble+菊地成孔」で音楽の新しい形を追求している。著作も多く、近著は『チャーリー・ パーカーの技法 インプロヴィゼーションの構造分析』(岩波書店)

(1)、(2)はVanessa Morenoの歌唱力が今、トップにあることを証明している。Guinga(3)、Mônica Salmaso(4)、大ベテランAlaide CostaとZe Migel Wiznik(9)の新作には深く癒される。米国のEsperanzaの(5)、フランスのCamille Bertautの新作(6)、Anna Settonの新作(10)、2019年作品だがPedro Martins(7)、Phissa Bittarno(8)はいずれも素晴らしくよく楽しむことができた。

1. Salomao Soares & Vanessa Moreno / Yatra-Tá 

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2. ヴァネッサ・モレーノ / センチード

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3. Guinga / Zoboio

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4. Mônica Salmaso & José Pedro Gil / Estrada Branca

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5. Esperanza Spalding / Songwrights Apothecary Lab

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6. Camille Bertault / Le tigre 

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7. ペドロ・マルチンス / VOX

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8. Rhaissa Bittar / João 

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9. Alaíde Costa & Zé Miguel Wisnik / O Anel - Alaíde Costa Canta José Miguel Wisnik

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10. Anna Setton / Onde Mora Meu Caração

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(ラティーナ2022年1月)


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