[2015.11]日伯鬼才対談 菊地成孔 × アントニオ・ロウレイロ
日本とブラジルを代表する鬼才音楽家同士の初対面は、菊地成孔の馴染みのお店で、食事をとりながら、リラックスした中行われた。
▼
アントニオ・ロウレイロ 菊地さんのdCprGのアルバム『フランツ・カフカのサウスアメリカ』、とても気に入りました。
菊地成孔 どこまでも混血である事、をイメージしたアルバムなんです。
アントニオ・ロウレイロ 全く異なる内容が同時に流れているんだけど、それがフィットしていて、時々ほとんどサンプルのように聴こえてくることもあったりして、かっこいい。音質もとてもよかったです。
菊地成孔 「Pelas Águas(ペラス・アーグアス)」は僕のクラシックです。「Pelas Águas」が入っている『Só(ソー)』は、3枚買ったんだけど、みんなにあげてしまって手元に1枚も残っていないんだ。まず最初に買って聴いてあんまりにすごいんで、自分のラジオ番組で何回もプレイしました。
ここから先は
12,794字
/
3画像
このマガジンを購読すると、世界の音楽情報誌「ラティーナ」が新たに発信する特集記事や連載記事に全てアクセスできます。「ラティーナ」の過去のアーカイブにもアクセス可能です。現在、2017年から2020年までの3.5年分のアーカイブのアップが完了しています。
世界の音楽情報誌「ラティーナ」
¥900 / 月
「みんな違って、みんないい!」広い世界の多様な音楽を紹介してきた世界の音楽情報誌「ラティーナ」がweb版に生まれ変わります。 あなたの生活…