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[2015.11]日伯鬼才対談 菊地成孔 × アントニオ・ロウレイロ


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 日本とブラジルを代表する鬼才音楽家同士の初対面は、菊地成孔の馴染みのお店で、食事をとりながら、リラックスした中行われた。

アントニオ・ロウレイロ 菊地さんのdCprGのアルバム『フランツ・カフカのサウスアメリカ』、とても気に入りました。

菊地成孔 どこまでも混血である事、をイメージしたアルバムなんです。

アントニオ・ロウレイロ 全く異なる内容が同時に流れているんだけど、それがフィットしていて、時々ほとんどサンプルのように聴こえてくることもあったりして、かっこいい。音質もとてもよかったです。

菊地成孔 「Pelas Águas(ペラス・アーグアス)」は僕のクラシックです。「Pelas Águas」が入っている『Só(ソー)』は、3枚買ったんだけど、みんなにあげてしまって手元に1枚も残っていないんだ。まず最初に買って聴いてあんまりにすごいんで、自分のラジオ番組で何回もプレイしました。

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