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[2020.11]パウリーニョ・ダ・ヴィオラ〜新作と人生と創作について語る1万字独占インタビュー〜

文● Diego Muniz 訳●花田勝暁

ブラジル音楽の世界でもっとも偉大な音楽家の1人、パウリーニョ・ダ・ヴィオラが初のデジタル・アルバムをリリースした。1万2千字を越える貴重な独占インタビューで、新作と人生、創作、訪日について語る。

 パウリーニョ・ダ・ヴィオラは、ゆっくりとデジタルの世界に到着しました。2017年にFacebookとInstagramで自身のアカウントを開設した後、
ごく最近Twitterにアカウントを開設。そして、78歳で、デジタルプラットフォームでも音楽デビューを果たしました。
 アルバム『Sempre se pode sonhar』は、2006年にブラジル、サンパウロのTeatro Fecapでコンサートの全レパートリーを収録したアルバムで、パウリーニョのクラシックな名曲と当時の新曲で構成されている。
 マリーザ・モンチが録音した「Para mais ninguém」や、本作のタイトル曲でもあるエドゥアルド・グヂンとの共作「Sempre se pode sonhar」など、既発曲だが、パウリーニョの声では録音されていなかった曲も収録されている。唯一の未発表曲の「Ela sabe quem eu sou」は、如何にもパウリーニョらしいサンバだ。

このライヴの演奏を支えるのは長年パウリーニョと活動を共にしてきたグループで、メンバーは、


ピアノ:クリストヴァン・バストス(Cristovão Bastos)

ギター:ジョアン・ハベーロ(João Rabello)
ベース:ヂニーニョ・シルヴァ(Dininho Silva)
ドラム:エルクリス・ヌネス(Hércules Nunes)
パーカッション、パンデイロ:セルシーニョ・シルヴァ(Celsinho Silva)
サックス:マリオ・セーヴィ(Mário Sève)

 美しいジャケットは、マエストロ、エリファス・アンドレアート(Elifas Andreato)による作品です。

 このラティーナのための独占インタビューでは、パウリーニョ・ダ・ヴィオラは、この作品を生み出したコンサートがどんなコンサートであったかを回想し、自身のキャリアについて話し、長い「ステイ・ホーム」の期間中に何をしていたかを語り、そして、自身をデジタル世界との関係を明らかにする ──「ああ、ぼくは19世紀の男です。ここで何をしているのかわからない」

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