[2020.12]宮沢和史【特集 私が選ぶラテンアメリカの本】
選・文●宮沢和史
コロナ禍の第三波はこれまでの波の比ではないかもしれません…。台湾やシンガポールなどのように政府の努力、国民の協力の元、現被害を最小限に食い止めている国がある一方で、かなり早い段階でロックダウンしたにもかかわらず感染者数が増加し続けている国もあり、ロックダウンによって大幅に感染者数が減少したにも関わらず解除とともに急増している国もあります。世界最悪の被害を出しているアメリカ合衆国では新大統領に政権が速やかに移行しない限り、被害者数が増大の一途をたどることは明らかでしょう。東京オリンピックが開催できるのかどうか?神さえも予測が困難な現状において、かつてのように個人が自由に海外旅行できる日が来るのは当分先のこと…。特にラテンアメリカ諸国への渡航はしばらく難しそうです。この機会に海外の書籍に詳しい方々からラティーナの読者の旅心をくすぐるような書物をご紹介いただき、読者の皆さんが、いずれ次の旅先を決める時にその一助になれば良いなという思いを込めて“私が選ぶラテンアメリカの本”を特集いたします。まずは宮沢から。
ここから先は
1,266字
/
3画像
このマガジンを購読すると、世界の音楽情報誌「ラティーナ」が新たに発信する特集記事や連載記事に全てアクセスできます。「ラティーナ」の過去のアーカイブにもアクセス可能です。現在、2017年から2020年までの3.5年分のアーカイブのアップが完了しています。
世界の音楽情報誌「ラティーナ」
¥900 / 月
「みんな違って、みんないい!」広い世界の多様な音楽を紹介してきた世界の音楽情報誌「ラティーナ」がweb版に生まれ変わります。 あなたの生活…