[2019.07]ミナス音楽を聴こう!〜ミナス新世代が選ぶ新旧の名曲(後編)
◆KRISTOFF SILVA
Adeus do Ator | Pablo Castro
紹介したい人は何人かいますが、同世代の人となると、迷うことなく輝くこのコンポーザーを挙げたいと思います。Pablo Castro。決してわかりやすくないハーモニーの上に、印象的なメロディを作り出す才能は、彼のトレードマークです。Pabloは、ブラジル音楽の伝統のなかですでにクラシックと呼んでいい曲に焦点をあてて作曲していますが、それでいて独自のハーモニーとメロディラインを生み出すことができる人です。クラシックな曲の代表がこの曲です。最初のメロディを注意深く聴いていると、蛇行し始めるメロディラインに引き込まれていきます。放って置かれたら、他に20曲くらい彼の曲について語ってしまいそうです。全部素晴らしいですから!
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