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[2020.10]6年ぶりに帰還、日本で再始動するフルート奏者、城戸夕果インタビュー

文●中原  仁

 89年、小野リサのバンドにフルート奏者として参加し、自身もブラジル音楽に目覚めた城戸夕果。90年代前半から中盤は毎年、リオに長期間、滞在し、『XUXU』(93年)、『RIO SMIILES』(94年)『ARACUÃ』(96年)などのアルバムを現地録音。ジョイス・モレーノ、ジョニー・アルフ、フィロー・マシャードらとレコーディングやライヴで共演した。

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▲ジョイスさんのご自宅で

▼ブラジリアに来演したEduardo NevesとRogério Caetanoを囲んでRoda de choro

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 90年代後半は日本で自身のバンドを率い、本誌総合プロデューサー宮沢和史のブラジル音楽プロジェクト・バンド、JABATIDAのメンバーとしても活動。2000年末、外交官である夫君に同行しベルギーで生活したのを皮切りに、2014年からはブラジリア、2017年からはボストンと、長らく海外で生活しながら音楽活動を続けてきた。
 そしてこの夏、海外赴任から6年ぶりに帰国。日本を離れていた時期が長いので若いファンには馴染みが薄いかもしれないが、城戸夕果はブラジルをはじめ海外でも活躍してきたレジェンドなのである。
 そして帰国の嬉しい手土産が、ボストン在住のヒロ・ホンシュクとのツイン・フルートに、エリオ・アルヴィス(ピアノ)を迎えて録音した『Love to Brasil Project - EP』。このアルバムのことや長かった海外生活について話を聞いた。

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