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WEB版創刊! 2020年9月

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#ブラジル音楽

[2020.09]【連載|ブラジル(と新宿)から世界を見る “ペドロスコープ”①】熱帯の真実の「明るさ」と「影」

文●ペドロ・エルバー ペドロ・エルバー(Pedro Erber) 哲学者、批評家。1975年リオデジャネイロ生まれ。現在は早稲田大学准教授。2019年まで米コーネル大学准教授。美術史ジャーナル「ARTMargins」編集者。アート、美学、政治思想、文学についての多くの執筆がある。主な著書に『Breaching the Frame: The Rise of Contemporary Art in Brazil and Japan』(14年 )。現在2歳の長男とゼカ・ヴェ

[2020.09]アドリアーナ・カルカニョット|ステイホーム中に「緊急」で完成させたアルバム『Só』を語る

アドリアーナ・カルカニョット●プロフィール  1965年10月3日、ブラジル・ポルトアレグレ生まれ。女性シンガー・ソングライター。1980年代半ばからプロとして歌い始め、1990年にデビューアルバム『Enguiço』を発表。その後もコンスタントに作品をリリースし、MPBを代表する女性シンガーとして活躍。“女性版カエターノ・ヴェローゾ”の異名をとり人気を集めた。アーティストからの評価も高く、サンバやボサ・ノヴァを昇華した現在進行形のブラジル音楽を描き出す才女として多くのリス

[2020.09]【中原仁の「勝手にライナーノーツ」②】Marisa Monte「Cinephonia」

▲マリーザ・モンチが映像ソフトの収録曲から セレクトして発表した音源「Cinephonia」 ───── 中原仁の「勝手にライナーノーツ」───── 近年、日本盤の発売が減少し、日本における洋楽文化の特徴である解説(ライナーノーツ)を通じて、そのアルバムや楽曲や音楽家についての情報を得られる機会がめっきり減った。 また、盤を発売しない、サブスクリプションのみのリリースが増えたことで、音楽と容易に接することが出来る反面、情報の飢えはさらに進んでいる。 ならば、やってしまえ

[2020.09]トニーニョ×ジャキス×スザーノ×リミーニャ─ブラジル音楽界の最重要人物たちによるスーパーユニット「シンカンセン」が日本に捧げるアルバムをリリース | トニーニョ・オルタ インタビュー

文●花田勝暁  もう何回聴いたか分からないが、特殊で特別、ここにしかない 「大人のためのインストゥルメンタル音楽」だ。ずっと聴いていられる。  トニーニョ・オルタ×ジャキス・モレレンバウム×マルコス・スザーノ×リミーニャによるブラジル音楽界の重要人物4人によるユニット「シンカンセン」。ブラジル音楽ファンには、この4人の名前の連なりを見るだけでなかなかの衝撃度だが、ということは編成は... ギター×チェロ×パーカッション(但し、エレトロアクースティコ)×ベース。一体どんなサ

[2020.09]モニカ・サウマーゾの「人生を変えた3枚、1作、1冊」

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