文●中原 仁 89年、小野リサのバンドにフルート奏者として参加し、自身もブラジル音楽に目覚めた城戸夕果。90年代前半から中盤は毎年、リオに長期間、滞在し、『XUXU』(93年)、『RIO SMIILES』(94年)『ARACUÃ』(96年)などのアルバムを現地録音。ジョイス・モレーノ、ジョニー・アルフ、フ…
カエターノ・ヴェローゾが1997年に発表した著書 “Verdade Tropical” の邦訳版『熱帯の真実』がこのたびついに刊行された。1950年代から70年代にかけてのブラジルの音楽と文化、社会、政治を語ったものであり、その全訳に、20周年記念版(2017年)の新たな序文を加えたものとなっている。 刊行を…
▲Seu Jorge & Rogê 『Night Dreamer Direct-To-Disc Sessions』 ───── 中原仁の「勝手にライナーノーツ」───── 近年、日本盤の発売が減少し、日本における洋楽文化の特徴である解説(ライナーノーツ)を通じて、そのアルバムや楽曲や音楽家についての情報を得られる機会がめっきり減っ…