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WEB版創刊! 2020年10月

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#ブラジル音楽

[2020.10]6年ぶりに帰還、日本で再始動するフルート奏者、城戸夕果インタビュー

文●中原 仁  89年、小野リサのバンドにフルート奏者として参加し、自身もブラジル音楽に目覚めた城戸夕果。90年代前半から中盤は毎年、リオに長期間、滞在し、『XUXU』(93年)、『RIO SMIILES』(94年)『ARACUÃ』(96年)などのアルバムを現地録音。ジョイス・モレーノ、ジョニー・アルフ、フィロー・マシャードらとレコーディングやライヴで共演した。 ▲ジョイスさんのご自宅で ▼ブラジリアに来演したEduardo NevesとRogério Caetano

[2020.10]カエターノ・ヴェローゾ 『熱帯の真実』 翻訳刊行記念対談 国安真奈×宮沢和史

 カエターノ・ヴェローゾが1997年に発表した著書 “Verdade Tropical” の邦訳版『熱帯の真実』がこのたびついに刊行された。1950年代から70年代にかけてのブラジルの音楽と文化、社会、政治を語ったものであり、その全訳に、20周年記念版(2017年)の新たな序文を加えたものとなっている。  刊行を記念して、翻訳を担当したポルトガル語通訳・翻訳の第一人者、国安真奈さんと、トロピカリズモからも影響を受けた音楽家、宮沢和史による記念対談を行った。 カエターノ・ヴ

[2020.10]【中原仁の「勝手にライナーノーツ」③】Seu Jorge & Rogê 『Night Dreamer Direct-To-Disc Sessions』

▲Seu Jorge & Rogê 『Night Dreamer Direct-To-Disc Sessions』 ───── 中原仁の「勝手にライナーノーツ」───── 近年、日本盤の発売が減少し、日本における洋楽文化の特徴である解説(ライナーノーツ)を通じて、そのアルバムや楽曲や音楽家についての情報を得られる機会がめっきり減った。 また、盤を発売しない、サブスクリプションのみのリリースが増えたことで、音楽と容易に接することが出来る反面、情報の飢えはさらに進んでいる。