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Web版 2023年12月

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2023年12月に新規にアップした記事のみが収められているマガジンです。こちらでアーカイブ記事は読めませんので、アーカイブ記事も購読するには定期購読マガジンの「ラティーナ」(月額…
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#音楽

[2023.12]Best Albums 2023 ①

2023年ベストアルバムを選んでいただきました!第一弾です。 (カタカナ表記のものは国内盤として発売されています) 年明けにも順次掲載予定です。 ●おおしまゆたか 番外でナスポンズの3曲入りマキシ・シングル(?)「ナスの缶詰めVer.1」。今年はジャズばかり聴いていた。⑧はウェールズとアイルランドの伝統音楽だが、精神はジャズだ。一方⑦はECMだが、中身はフォーク・ミュージック。②はジャズと伝統音楽の理想的合体。伝統音楽では、⑨が今イングランドのフォーク界最高のデュオによるク

[2023.12]【連載タンゴ界隈そぞろ歩き ⑨】2023年を振り返って~二人の巨匠との別れ

文●吉村 俊司 Texto por Shunji Yoshimura いよいよ2023年も残すところ数日。今年もいろいろなことがあった。個人的には何よりこの連載「タンゴ界隈そぞろ歩き」をスタートしたことが大きい。本業の都合で10月が欠けてしまったのは残念だが、ひとまず何とか続けられたことは嬉しい。他にも素晴らしいタンゴを数多く聴くことができたし、多くの素晴らしい出会いもあった。充実した一年であったと思う。 一方、タンゴ界にとっては悲しい別れもあった。時の流れには逆らえない

[2023.12]【境界線上の蟻(アリ)~Seeking The New Frontiers~14】 BCUC(Bantu Continua Uhuru Conciousness)(南アフリカ)

文●吉本秀純 Hidesumi Yoshimoto  南アフリカ発の音楽の動向も最近は様々な角度から伝わるようになってきたが、おそらくここ数年のヨーロッパのライブ・シーンにおいて最も熱い注目を集め続けているグループはBantu Continua Uhuru Conciousness、略してBCUCだろう。〝バントゥー系民族の自由意識連続体〟とでも訳すことのできる硬派なネーミングからも伝わってくるように、2004年ごろからソウェトにあった船舶コンテナを改造した公共レストランで

[2023.12]最新ワールドミュージック・チャート紹介【Transglobal World Music Chart】2023年12月|20位→1位まで【聴きながら読めます!】

e-magazine LATINA編集部がワールドミュージック・チャート「Transglobal World Music Chart」にランクインした作品を1言解説しながら紹介します! ── ワールドミュージックへの愛と敬意を込めて。20位から1位まで一気に紹介します。 20位 Mohammad Motamedi & Rembrandt Trio · Intizarレーベル:Just Listen [39] 19位 Emilia Lajunen · Vainaan Per

[2023.12]【中原仁の「勝手にライナーノーツ」 ㊶】 Aguidavi do Jêje 『Aguidavi do Jêje』

文:中原 仁  80年代のオロドゥン、90年代のチンバラーダから随分と間が空いたが、バイーア発のパーカッション・アンサンブルによる新機軸の音楽が登場した! パーカッション奏者、ルイジーニョ・ド・ジェージ(Luizinho do Jêje)が率いるグループ、アギダヴィ・ド・ジェージ。結成から15年を経て2023年11月にファースト・アルバムを、デジタルとアナログ盤でリリースした。  ルイジーニョ・ド・ジェージは、故レチエリス・レイチ(Letieres Leite)が率いたオ