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[2021.11]「沖縄からの風」インタビュー 宮沢和史・夏川りみ・大城クラウディア〜ライヴツアーとアルバムについて〜

インタビュー・文●東 千都(ラティーナ編集部)

 沖縄との関係性が深い、宮沢和史、夏川りみ、大城クラウディアが、三人でのコンサートツアー「沖縄からの風コンサート2021」を10/23からスタートした。2019年に一度このメンバーで開催し、今年の春にも開催予定だったが、コロナの影響で開催を断念。この秋からようやくツアーをスタートできることになった。併せて、コンサートツアーのコンセプトをCD化したアルバムも、12/8に発売予定である。
 沖縄でのツアー初日を終えた三人に、このツアーやアルバムのことなどを聞くことができた。

取材日:10/28(木)  東京にて

── 今回「沖縄からの風」ということでコンサートが始まりました。3人でツアーをやろうと思ったきっかけは何でしょうか?

宮沢和史 2019年に1回、大阪でこの3人で沖縄の歌を届けるというコンサートをしたんですけど、それがすごく評判が良くて、他の町にも来てほしいという声があって、またいつかやろうねなんて言ってたんですけど、コロナ禍になってしまって、コンサートどころじゃなくなってしまいました。でもこの1年半~2年近くの間、感染者数推移を見ながら、今年の秋からならできるかなということでスタートしました。
 今、皆さん沖縄になかなか行けないですしね。行けないなら、沖縄を連れて来ちゃおうということで。3人のライヴというよりは、沖縄の名曲たち、民謡からポップス、それぞれの持ち歌も含めて、我々がこの語り部として届けるような、そういうコンサートにしようと思いました。そしたら皆さん旅をした気分になるかもしれないですしね。沖縄に行けない人も行ったことない人も、何か沖縄を感じてもらえるんじゃないかっていうことで、今回参加してくれるメンバーに声をかけたんですけど、みんな気持ち良く応えてくれました。

── 先日(10/23)、ツアー初日を沖縄で行われましたけど、沖縄での公演はいかがでしたか?

夏川りみ いやー、沖縄でやるって意外と緊張するんです(笑)。お客さんはみんな何を見せてくれるんだろう? 何を聞かせてくれるんだろう? っていう感じで、楽しみにされてる方がたくさんいらっしゃって、客席にはもう笑顔が溢れていました。最後は皆さん本当いい顔していましたもんね。やっぱりこのコロナ禍で会場まで足を運ぶっていうのは難しいことなだと思うんですけど、それでもやっぱりみんな沖縄を愛している人たちが集まったんだなって感じがしましたね。

大城クラウディア 沖縄からツアーが始まるっていうことも緊張するし、沖縄の人に沖縄の歌を届けるのはドキドキするんですけど、やっぱりみんなが喜んでくれたので、それでなんかちょっと認められた感じで、これから気持ちよく他の場所に届けられるかなって思いました。

宮沢和史 まず沖縄で風を吹かせて、その風を運ぶ、という風のリレーみたいな感じのつもりで、初日を沖縄でやったんですけど、でも二人が言ったように、緊張するんですよ、沖縄でやるのは。ホームすぎて(笑)。あと聴いてる一般の人もみんな歌のうまい人が多くて、耳が肥えてますし、毎週末演奏などやってるような芸能の島ですからね。そこでやるっていうのは、実は非常に緊張する。一回も慣れたことないですよね、この30年。でも、クラウディアが言ったみたいに、みんな喜んでくれたんで、ちょっとお墨付きをもらって、このまま気持ちよく地方に届けられるかなって感じですね。

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