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[2021.11] PIRY REIS(ピリ・ヘイス)〜ミニマル & アンビエント・リバイバルで急浮上する幻のブラジル音楽家 1995年、自宅訪問の回顧録 【前編】
※こちらの記事は、11/24(水)からは、有料定期購読会員の方が読める記事になります。定期購読はこちらから。 文と写真●若杉 実 texto e fotos por MINORU WAKASUGI たいした音楽人生ではないが、それでもいろんな “ふしぎ” と出会うことが稀にある。最近ならブラジルのシンガーソングライター、ピリ・ヘイス。彼のリイシュー作業がこの2、3年のあいだに過熱していた。2017年にファーストアルバム『Vocês Querem Mate?』(1970
[2021.11]【連載 アントニオ・カルロス・ジョビンの作品との出会い⑪】ボサノヴァ期以前の作品から - Foi a noite
文と訳詞●中村 安志 texto e tradução por Yasushi Nakamura 1958年の名曲 Chega de saudadeを皮切りに、ボサノヴァと呼ばれる作品を次々と世に出していったジョビンは、これに先立つ時期にも、既に多数の素晴らしい曲を作っています。そうしたボサノヴァ以前の作品として、今回は、1957年に発売された女性歌手シルヴィア・テレスのLP 『Carícia』(愛の仕草)に収録されている、「Foi a noite(あれは夜だった)」をご
【連載シコ・ブアルキの作品との出会い⑬】カーニヴァルの隊列のように通り去る過去と、新時代の幕開け ─ シコ・ブアルキ作《Vai passar》
文と訳詞●中村 安志 texto e tradução por Yasushi Nakamura 本日は、1985年、シコ自らのファーストネームをタイトルにしたアルバム『Fracisco』の中に収録された、「Vai passar(通り過ぎていく)」というサンバをご紹介します。 ひと口にサンバと言っても、酒をちょっと置いたテーブルを囲み、小編成で和んで歌うのを近距離で聴く、いわゆるパゴーヂ的なものから、大規模会場で数百人単位の打楽器隊が打ち鳴らすリズムに合わせたカーニヴァ
[2021.11]最新ワールドミュージック・チャート紹介【Transglobal World Music Chart】2021年11月|20位→1位まで【聴きながら読めます!】
e-magazine LATINA編集部がワールドミュージック・チャート「Transglobal World Music Chart」にランクインした作品を1言解説しながら紹介します! ── ワールドミュージックへの愛と敬意を込めて。20位から1位まで一気に紹介します。 ※レーベル名の後の()は、先月の順位です。 「Transglobal World Music Chart」は、世界各地のワールドミュージック専門家の投票で決まっているワールドミュージックのチャートです。主
[2021.11] バンドネオンの生水敬一朗を中心に、 石川県出身の音楽家3人によって結成された「Tres Patatas」 | 結成10周年を記念して 1st アルバムをリリース
Tres Patatas 1st Album『碧空に雲を引く』 2021年11月10日発売 https://keiichiroshozu.wixsite.com/bandoneon (※CDの購入は上記のリンクから) 本誌読者には、日本初クラシック音楽のバンドネオン奏者として知られる石川県出身のバンドネオン奏者、生水敬一朗。生水を中心に石川県出身の音楽家3人によって結成された「Tres Patatas」が、結成10周年を記念して、1stアルバム『碧空に雲を引く』を1