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Web版 2021年1月

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[2021.01]【ピアソラ~生誕100年】超実用的ピアソラ・アルバム・ガイド on Spotify Part 5

文●斎藤充正 texto por Mitsumasa Saito [著者プロフィール] 斎藤充正 1958年鎌倉生まれ。第9回出光音楽賞(学術研究)受賞。アメリカン・ポップスから歌謡曲までフィールドは幅広い。世界のピアソラ・ファンがピアソラのバイブル本として認めている『アストル・ピアソラ 闘うタンゴ』の著者であり、ピアソラに関する数々の執筆や翻訳、未発表ライヴ原盤の発掘、紹介などまさにピアソラ研究の世界的第一人者。  まずは朗報から。前回「現在はユニバーサルが管理するフィ

[2020.1]タンゴダンスの魅力を世界に紹介し続けた巨匠、フアン・カルロス・コーペスの死に...

文●本田 健治 texto por Kenji Honda  既報の通り、フアン・カルロス・コーペスが亡くなった。タンゴダンスの歴史において、長くカップルを組んだマリア・ニエベスとともに、最も重要な軌跡を描いてきたダンサーの死。それも、今世界を不安に陥れているコロナ・ウィルスによってもたらされたものだった。新聞、ネットなどで、ブエノスアイレスの友人たちからもたくさんの情報が寄せられた。タンゴダンス界の巨匠の死を、それらの情報で再構成してみたい。  「父はあっという間になく

[2021.01]フランスが共有する最大の国境はブラジル...?! そして、アマパーの歌い手たち

[無料記事] 文●南 悠己  昨年の暮れに、ブラジルの古い友人が面白い記事を送ってくれた。その友人の知り合いが書いた記事。「フランスが共有する最大の国境はブラジル…」と突拍子もないタイトルなので目を通して読み進むと、かなり過激になる。トランプの真似をして新型コロナに感染したボルソナーロ大統領の友人かも、とも見えるが、そうではないらしい…。音楽が後ろになってしまったけれど、最高!!!です。 是非聴いてください!!! ●アマゾン、考えるべき事件  フランスが共有している最大

[2021.01]【太平洋諸島のグルーヴィーなサウンドスケープ⑥】チューク環礁の恋の歌、青春の歌 ―その甘くてエモい、日常のサウンドスケープ―

文●小西 潤子(沖縄県立芸術大学教授)  チューク(旧トラック)環礁の人々は、ミクロネシアでは「歌や踊りが上手い」と評判。今ではあまりなじみがないかも知れませんが、1922年に現・パラオ共和国のコロール(2020年12月号で紹介)に南洋庁が設置される前、1914年日本海軍が司令部を置いたのがチューク環礁の Dublon島(Tonoas または夏島)でした。さらにそれに先立つ1892年2月、Weno島(Moenまたは春島)に上陸して単独で貿易を始め、首長Manuppisの長女

[2021.01]ラティーナ流 おいしいワールド・レシピ⑥ Sándwich Cubano 〜キューバンサンドウィッチ〜 キューバ

レシピ提供●清野史郎(ボデギータ)  今月はキューバ料理をご紹介します。日本にある材料でも作れるキューバンサンドウィッチです。  キューバ発祥のサンドウィッチで、元々はフロリダに昔から存在している移民のコミュニティーでキューバ人労働者に提供されていたもので、その後、キューバ人亡命者や国外移住者たちがマイアミに持ちこみ、今なお人気がある軽食です。  最近は専門のお店もできているようですが、東京で38年の歴史があるキューバレストラン、ボデギータの清野史郎さんにレシピをお伺い

[2021.01]かけがえのない共演〜歌手のモニカ・サウマーゾとピアニストのアンドレ・メマーリがミルトン・ナシメントへオマージュを捧げる

文●Diego Muniz 翻訳●花田勝暁  モニカ・サウマーゾの公式YouTubeチャンネルをぜひ訪ねてみて下さい。ミルトン・ナシメントのレパートリーの中から10曲を「声とピアノ」の録音で聴くことができます。 「Milton」と名付けられたこのプロジェクトは、12月14日にサンパウロ市で、モニカとピアニストのアンドレ・メマーリが録音しました。サックス/フルート奏者のテコ・カルドーゾも参加しています。動画は、日本時間では1月16日に初公開され、1月末まで公開されます。

[2021.01]【島々百景 第56回】ホーチミン|ベトナム

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[2021.01]【沖縄・奄美の島々を彩る歌と踊り6】 宮古のクイチャー −伝統と創造の拮抗−

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[2021.1]連載 レオナルド・ブラーボ【リズムで旅するアルゼンチン音楽⑤クージョ地方編】

文●レオナルド・ブラーボ Text By Leonardo Bravo  クージョ地方はアルゼンチン西部サンフアン州、メンドーサ州、サンルイス州を含む。地理的には南米大陸最高峰アコンカグア(6960メートル)など、アンデス山脈から荒野まで多様性に富む。ワインの産地としても知られ、クージョ地方の多くの歌詞がブドウ畑やワインをとりまく世界に捧げられているのも特徴となっている。 南米大陸最高峰アコンカグア山(6960メートル)  クージョ地方の音楽のルーツはスペインにあり、

[2021.01]映画監督アゴスティと作曲家モリコーネ

[無料記事] 文●二宮大輔 Text by Daisuke Ninomiya  映画監督シルヴァーノ・アゴスティと作曲家エンニオ・モリコーネの友情は、想像以上に深いものだった。1960年代にデビューし、後にインディペンデントで映画制作を始める鬼才アゴスティが、これまでにつくった長編映画は8本。うち4本のサウンドトラックをエンニオ・モリコーネが担当している。驚くべきはモリコーネへの支払いだ。アゴスティ自身が以下のような逸話を語っている。 アゴスティ「今回の仕事だけど、

[2021.01]【「ラ米乱反射」電子版 第6回】アルマンド・マンサネロ追悼特集 『アドーロ』に疼いたメキシコの青春 〜40年ぶり再会のマンサネロが語る〜

文●伊高浩昭(ジャーナリスト)  『アドーロ』(きみを熱愛する)で世界的に知られたメキシコのカンタアウトール(シンガー・ソングライター)、アルマンド・マンサネロが2020年12月28日、コロナ疫病COVID19によりメキシコ市内の病院で死去した。85歳だった。  12月初めには出身地ユカタン州都メリダの生誕地に「マンサネロ生家博物館」を開設、その開館式に出席していた。だが疫病に見舞われ、17日から入院、帰らぬ人となった。メキシコ人、とりわけ年配者はマンサネロの死を悲しんでい

[2021.01]Best Albums 2020 ❶

●圷 滋夫

[2021.01]Best Albums 2020 ❷

●Shhhhh

[2021.01]Best Albums 2020 ❸

●おおしまゆたか