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#ラティーナ2021年10月
[2021.10]【太平洋諸島のグルーヴィーなサウンドスケープ⑮】 ローカルとグローバルの結節点―幸せの国・ヴァヌアツのストリング・バンド―
文●小西 潤子(沖縄県立芸術大学教授) 日本語で「バンド」と聞いたら、まずロックバンドをイメージするでしょうか。他にも、ジャズバンド、ハワイアンバンド、ブラスバンドなどがありますよね。ロックバンド、ジャズバンド、ハワイアンバンドは、音楽ジャンル名+バンド。それに対して、ブラスバンドは、編成楽器+バンドからなります。 「ストリング・バンド string band」も、編成楽器+バンド。ストリングは、弦楽器のことですが、バンドとセットになると西洋クラシックの弦楽四重奏などは
[2021.10]ラティーナ流 おいしいワールド・レシピ⑮ ブラジル ミナスの伝統料理 フランゴ・コン・キアボ(オクラと鶏肉の煮込み) ~Frango com Quiabo〜
レシピ提供●アラン・サリス Allan Sales(東京オリンピック ブラジル代表チームシェフ) 文と写真●東 千都(ラティーナ編集部) 今月はブラジル料理です。ブラジルでもオクラは食べらており、美食の街と言われるミナス・ジェライス州では「フランゴ・コン・キアボ(オクラと鶏肉の煮込み)」が伝統料理としてあります。 オクラの旬は夏なので本来ならば夏に紹介したかったのですが、まだ美味しく食べられます。手軽にできるのでぜひ食べていただきたい料理です。 このレシピは、東京オリ
[2021.10] 【アルゼンチン・ニュース】 ブエノスで常に至高善を求めた音空間「カフェ・ビニーロ」がコロナの犠牲...いざ次のラウンドへ〜ポルテーニョが愛した伝説の音空間の話
文●本田 健治 texto por Kenji Honda ブエノスアイレスのパレルモ地区に2009年にオープンしたライブ・カフェ&レストラン「カフェ・ビニーロ」が、コロナ禍の影響を受けてとうとう閉じることになった。 自分もバンドネオンを演奏するチェチェ・オルドニェスと、2003年からのタンゴダンス世界選手権の草創期を実質的に動かしていたテレサ・ロドリゲスが、その職を離れてブエノスアイレスの新しい音楽ムーブメント揺籃の地を目指して活動を開始。もちろん最初から上手くいっ
[2021.10] 松田美緒インタビュー|ウルグアイの巨匠、ウーゴ・ファトルーソのプロデュースにより歌い手としての本領を発揮した宝物のような歌曲集『La Selva』
インタビュー・文●吉本秀純 松田美緒『ラ・セルヴァ』 公式サイトから購入可能 http://laselva.miomatsuda.com ポルトガル、カーボ=ヴェルデ、南米各国などの世界各地の歌とリズムを奔放に歌いこなし、近年は『クレオール・ニッポン』(14年)を契機に日本の国内外の民謡の発掘にも力を入れて大きな反響を集めてきた松田美緒。そんな彼女がコロナ禍のなかで完成させた最新作『ラ・セルヴァ』は、かつて2枚のアルバムを一緒に制作したウルグアイ音楽界の重鎮にしてキー
[2021.10] ナイール・ ミラブラットの新曲はなんとエドゥアルド・マテオの未発表曲! 1stアルバム『Juntos Ahora』 の日本独自企画CDは明日リリース!
明日、ブラジルの若き鬼才アントニオ・ロウレイロ(Antonio Loureiro)がプロデュースしたナイール・ミラブラット(Nair Mirabrat)の傑作1stアルバム 『Juntos Ahora』のCDリリース日です。 日本企画の世界初CD化で、CDというメディアに最適化するために、アントニオ・ロウレイロやナイール・ミラブラットの才能にいち早く注目してきた高橋健太郎氏に、リマスタリングをお願いしました。ぜひ、CDプレイヤーにCDを乗せて聴いていただきたい1枚となりま
[2021.10]【連載 アントニオ・カルロス・ジョビンの作品をめぐって⑨(番外編)】 《Fotografia》、そして、ボサノヴァのスターから「音外れになることを学んだ」という後輩たち ─ カエターノ・ヴェローゾ作 《Saudosismo》
文と訳詞●中村 安志 texto e tradução por Yasushi Nakamura お知らせ●中村安志氏の執筆による好評連載「シコ・ブアルキの作品との出会い」についても、今後素晴らしい記事が続きますが、今回は一旦、この連載「アントニオ・カルロス・ジョビンの作品との出会い」の方を掲載しています。今後も、何回かずつ交互に掲載して行きます。両連載とも、まだまだ凄い話が続きます。乞うご期待!!!(編集部) ※こちらの記事は、10/27からは、有料定期購読会員の方が読