文●花田勝暁 text by KATSUAKI HANADA
私は、自分の音楽世界を、ギンガの音楽世界と交換したかった。── パコ・デ・ルシア(音楽家)
ギンガは現代、最も重要かつ深く、独創的な作曲家です。彼の作品は、掘り下げれば掘り下げるほど、複雑で洗練された匠の技が明らかになります。彼の作品は、現…
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[2018.12]GUINGA STORY ギンガ・ストーリー(前編)
文●花田勝暁
text by KATSUAKI HANADA
来年4月の来日が決定したギンガのキャリアを振り返ります。前編では幼少期から2000年までを追いかけます。
私は1991年に自分のアルバム『ブラジレイロ』を録音していたときに、リオデジャネイロでギンガを知りました。私は瞬く間に、彼の曲のメロディーの…
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[2018.04]特集:プレイリスト時代の音楽 ─ストリーミングが変える音楽の現在過去未来…
文●花田勝暁 text by KATSUAKI HANADA
中古市場で高値で取引されていた濱瀬元彦氏の88年作『樹木の音階』と、93年作『テクノドローム』の2作が、昨年、公式にデジタル配信されて話題になった。
『樹木の音階』(1988)
『テクノドローム』(1993)
今年は、それ以外のアルバムも含めてレコード…
[2016.05]新しい世界の作曲家たちを知るためのディスクガイド30選 【新しい世界の作曲…
選・文|成田佳洋/花田勝暁
①André Mehmari『As Estações Na Cantareira』(2015年)
ブラジル音楽も、ジャズもクラシカルも——ピアニストであり、作曲家、アレンジャー、マルチプレイヤー——アンドレの多層・多彩な才能を知るのに最も相応しい傑作が本作と言えよう。コントラバスとドラムとピア…
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[2017.09]Cornelius
が選曲する『Mellow Waves』に繋が…
1. National Wake / International News (南アフリカ)
●南アフリカで「反アパルトヘイト / 反ファシスト」を掲げ1978年に結成されたパンク/レゲエ・バンド。この曲はパンク色が強い曲だが、バックではアフリカンなパーカッションが叩かれて、幾分トーキング・ヘッズのようでもある。(花田勝暁)
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文●花田勝暁 text by KATSUAKI HANADA
新宿ピットインでの、菊地成孔プレゼンツ〈モダンジャズ-ディスコティーク新宿〉でのライヴの前日、萩谷嘉秋(Vo/Per)、大儀見元(Per)、間所直哉(Per)、ダーリンSAEKO(Dance/Director)のロマンティック・ババルーのオリジナル・メンバー4人に話を聞…