世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2020.10]カエターノ・ヴェローゾ 『熱帯の真実』 翻訳刊行記念対談 国安真奈×宮沢…

 カエターノ・ヴェローゾが1997年に発表した著書 “Verdade Tropical” の邦訳版『熱帯の真実』がこのたびついに刊行された。1950年代から70年代にかけてのブラジルの音楽と文化、社会、政治を語ったものであり、その全訳に、20周年記念版(2017年)の新たな序文を加えたものとなっている。  刊行を…

[2020.09]【連載|ブラジル(と新宿)から世界を見る “ペドロスコープ”①】熱帯の真…

文●ペドロ・エルバー ペドロ・エルバー(Pedro Erber) 哲学者、批評家。1975年リオデジャネイロ生まれ。現在は早稲田大学准教授。2019年まで米コーネル大学准教授。美術史ジャーナル「ARTMargins」編集者。アート、美学、政治思想、文学についての多くの執筆がある。主な著書に『Breaching the F…

[2015.11]ファンの希望は 夢に終わらなかった─ ミルバ & アストル・ピアソラ 映像…

文●斎藤充正 texto por MITSUMASA SAITO  アストル・ピアソラ(1921~92)は、パフォーマーとしての円熟期にあたる80年代に、彼にとって理想的な編成である五重奏団(キンテート・タンゴ・ヌエボ)を率いて計4回の来日を果たした。 『ライヴ・イン・トーキョー 1982』(2CD:P.J.L MTCW-1012/13…

[2020.09]アドリアーナ・カルカニョット|ステイホーム中に「緊急」で完成させたアル…

アドリアーナ・カルカニョット●プロフィール  1965年10月3日、ブラジル・ポルトアレグレ生まれ。女性シンガー・ソングライター。1980年代半ばからプロとして歌い始め、1990年にデビューアルバム『Enguiço』を発表。その後もコンスタントに作品をリリースし、MPBを代表する女性シンガーとして活躍…

[2016.05] キケ・シネシ【新しい世界の作曲家 - フォークロア、プリミティブ、うた、…

キケ・シネシ(Quique Sinesi) ●プロフィール 1960年ブエノスアイレス生まれの現代ラテンアメリカを代表するギタリスト。タンゴ、フォルクローレといったアルゼンチン土着のリズムだけにとどまらず、即興、ジャズ、ワールドまで幅広く手がける。カルロス・アギーレ、岩川光、パブロ・シーグレル、チ…

[2016.05]アントニオ・ロウレイロ【新しい世界の作曲家 - フォークロア、プリミティブ…

アントニオ・ロウレイロ(Antonio Loureiro) ●プロフィール 1986年サンパウロ生まれ。ミナス・ジェライス連邦大学にて作曲と鍵盤打楽器を学ぶ。2000年よりプロとしてのキャリアを開始。多数の作品やライヴへの参加を経て、2010年に1stソロアルバム『Antonio Loureiro』を発表。2012年に2ndソロアル…

[2015.03]ホルヘ・ドレクスレル 本邦初インタビュー 【特集 とても話を聞いてみたかっ…

文●松山晋也 texto por SHINYA MATSUYAMA Fotos por Thomas Canet  未だ日本盤としてCDがリリースされていない重要音楽家の中でインタヴューしたい人は? と編集部から問われ、即座に挙げたのがホルヘ・ドレクスレルだった。熱心なファンは一部にいるものの、日本では今なお〝映画「モーターサイ…

[2016.05]マリオ・ラジーニャ【新しい世界の作曲家 - フォークロア、プリミティブ、う…

マリオ・ラジーニャ(Marío Laginha) ●プロフィール 1960年、ポルトガルのリスボン生まれ。ポルトガルで最もクリエイティブな活動を行っていると認められているピアニスト/作曲家。ポルトガルのジャズ・シンガーのマリア・ジョアンのピアニストとしても知られる。 『Ao Vivo No Auditório Ibirap…

[2017.11]【第9回 カンツォーネばかりがイタリアじゃない】カンツォーネ・ブームと日…

文● 二宮大輔 ジリオラ・チンクエッティ  カンツォーネばかりがイタリアじゃないと啖呵を切って始めたこのコラムだが、これにはカンツォーネに代表されるようなステレオタイプなイタリアのイメージを壊して、別角度からイタリアの深層に迫ろうという志の表れであって、カンツォーネを批判するつも…

[2018.05]特集:中南米を旅する ラテンアメリカ ノイズの旅 大友良英

 文化庁の文化交流使に任命されたのは昨年(2017年)の初頭。いつも行ってる欧米やアジア以外の国々にと思い、これまで行ってない国で、私を呼びたい方連絡ください。地元の音楽家と共演したく —— とフェイスブックに書き込むと、その反応のほとんどが中南米の即興やノイズ系の音楽家から。中南米に…