世界の音楽情報誌「ラティーナ」

[2021.01]【中原仁の「勝手にライナーノーツ」⑥】Maria Bethânia 『Mangueira - A M…

文●中原 仁 ───── 中原仁の「勝手にライナーノーツ」───── 近年、日本盤の発売が減少し、日本における洋楽文化の特徴である解説(ライナーノーツ)を通じて、そのアルバムや楽曲や音楽家についての情報を得られる機会がめっきり減った。 また、盤を発売しない、サブスクリプションのみのリ…

[2020.12]【連載 アルゼンチンの沖縄移民史③】南米、ブラジルからアルゼンチ…

文●月野楓子  前回、金武出身で「沖縄移民の父」と言われる當山久三について書いたが、私自身は金武町を訪れたことが無かった。行きたいなと思っていたら、先日北部へ向かう途中に金武を通ったので、銅像だけでも見られたらと思い立ち寄った。幸いなことに資料館を見学することもできたので、どんな…

[2020.12]【「ラ米乱反射」電子版 第5回】ラ米の2020年重要ニュース

文●伊高浩昭(ジャーナリスト) ▼コロナ疫病COVID19猛威振るう  ラ米最大のニュースは世界の他地域同様に、現在進行中のコロナ疫病「COVID19」の爆発的流行である。2020年12月半ばの時点で、世界最悪感染状況上位15カ国に、3位ブラジル、9位アルゼンチン、10位コロンビア、12位メキシコ、15位ペ…

[2020.12]岡村 淳【特集 私が選ぶラテンアメリカの本】

選・文●岡村 淳  なさそうで、ホンキで探すとけっこうあるもの、さてなんでしょう?  日本語で書かれたラテンアメリカ関係の書籍です。今回も、こんな本が日本語で存在するのだとお伝えしたいのが多々あり、3冊に絞り込むのはまさしく身を切る思いでした。しかしそれらを身近に眺めて手に取れる場…

[2020.12]【島々百景 第55回】チラデンチス / オウロ・プレト ブラジル ミナスジェラ…

文と写真●宮沢和史  12月4日現在、新型コロナウイルスに完成している人の数はNHKの特設サイト(米 ジョンズ・ホプキンス大学の発表をもとにしたデータ)によると、世界で65,220,557人、死者数は1,506,251人。最も感染者が多いアメリカ合衆国では、感染者数14,139,577人、死者数は276,325人、感染者…

[2020.12]宮沢和史【特集 私が選ぶラテンアメリカの本】

選・文●宮沢和史  コロナ禍の第三波はこれまでの波の比ではないかもしれません…。台湾やシンガポールなどのように政府の努力、国民の協力の元、現被害を最小限に食い止めている国がある一方で、かなり早い段階でロックダウンしたにもかかわらず感染者数が増加し続けている国もあり、ロックダウンに…

[2020.11]パウリーニョ・ダ・ヴィオラ〜新作と人生と創作について語る1万字独占インタ…

文● Diego Muniz 訳●花田勝暁 ブラジル音楽の世界でもっとも偉大な音楽家の1人、パウリーニョ・ダ・ヴィオラが初のデジタル・アルバムをリリースした。1万2千字を越える貴重な独占インタビューで、新作と人生、創作、訪日について語る。  パウリーニョ・ダ・ヴィオラは、ゆっくりとデジタルの世…

[2020.11]【「ラ米乱反射」電子版 第4回】バイデン次期米政権とラテンアメリ…

文●伊高浩昭(ジャーナリスト)  2020年11月3日実施の米大統領選挙は7日、ジョセフ(ジョー)・バイデン民主党候補の当選が事実上確定した。共和党の現職ドナルド・トランプ候補は再選を阻まれた。ラ米諸国は全体としてバイデン当選を歓迎している。  トランプのラ米への関心は薄かった。大統領…

[2020.10]カエターノ・ヴェローゾ 『熱帯の真実』 翻訳刊行記念対談 国安真奈×宮沢…

 カエターノ・ヴェローゾが1997年に発表した著書 “Verdade Tropical” の邦訳版『熱帯の真実』がこのたびついに刊行された。1950年代から70年代にかけてのブラジルの音楽と文化、社会、政治を語ったものであり、その全訳に、20周年記念版(2017年)の新たな序文を加えたものとなっている。  刊行を…

[2020.10]【TOKIKOの 地球曼荼羅③】生命力の猛威-ブラジルの奇跡

文●加藤登紀子 ①ペルーの出会いからブラジルの旅へ  フランス語では、前の言葉の最後の音を、後に続く音とくっつけて発音することがあります。例えば「tres important」を「トゥレ ザンポルタン」という風に。  そのリエゾンと全く同じように、ひとつの旅のちょっとしたことが、次の旅の大事な…